北海道移住やめた方がいい人!こんな人!30パターン

東京から北海道/札幌に移住して早4年目を迎えました。

札幌に移住して、北海道の現実がいろいろと見えてきました。

北海道のローカルニュースもよく見ますし、北海道内の各地域も回ってみて、札幌との比較などもしています。

北海道に移住した他の人たちからも、良いことも悪いことも、いろいろと情報交換しています。

そんな中で、北海道にやって来て、後悔している人たち、失敗して帰ってしまう人たちの特徴が分かってきました。

そこで今回は、北海道移住の現実から「北海道移住をやめた方がいい人」のパターンについて、30個ほどにまとめてみましたよ。

項目として、現実・気候・自然・観光性・状況条件に分けて掲載しましたので、一通り全てを流してみても良いですし、気になる部分を目次から選んでつまみ食いでも、お好きな方で読んでみてくださいね。

目次

北海道「日常」の現実

暑がりな人/北海道移住をやめた方がいい人《1》

涼しい夏は良いけれど、寒い冬はどうしよう?と札幌に関して想像する人が多いと思いますが、実は札幌の冬は暑いのです!

もちろん、屋外は寒いのですが、屋内が異常に暑いのです。

屋外は、東京で来ていたダウンコートなどでも大丈夫なくらいで、思っていたほどの極寒ではありませんが、屋内に入ると異常に暑く、コートどころかセーターなども脱ぎたくなるくらいです。

建物も耐寒構造ですし、人間も屋内をガンガン温めますが、北海道の人は東京の人よりも寒がりだというほど寒さを嫌うためにそうなります。

よって、暑がりな人には、北海道の冬はけっこう辛いかもしれません。

ちなみに、冬には必ず「灯油」のことがニュースなどで話題になりますので参考まで⇒『札幌の灯油代は?北海道民が灯油代を節約する方法とは?

毎日ランニングをする人/北海道移住をやめた方がいい人《2》

札幌の夏のランニング環境は最高ですが、冬は屋外でのランニングが困難になります。

新雪の状態であればまだしも、凍ったツルツル道では普通に歩くだけでもテクニックがいるくらいですから、ランニングなど危険極まりない行為です。

12月~2月の間は、ほぼ確実にランニングは不可能です。年によっては10月に初雪が降ることもあれば、4月でもまだ降る年も多いです。

どうしても走りたい方は、スポーツジムのランニングマシーンか、屋内ランニングコースを利用することになります。

ま~強固な滑り止めを付けて走る方法も無くはなく、真冬でも雪道を走っている人が皆無ではありませんが・・・

参考までに屋内ランニングコースの記事⇒『札幌の冬におすすめの室内ランニングコース!北ガスアリーナ札幌46も!!

テレビをよく見る人/北海道移住をやめた方がいい人《3》

東京にいる時は、当たり前のようにキー局のテレビ番組を見ていました。

基本的には全国区の情報番組ですが、東京の情報が多かったり、東京からの目線であったりするのですが、東京に住んで見ていると、何の抵抗も無く受け止めていました。

しかし、札幌に住んでキー局番組を見ていると、東京のトレンド的な情報は全く不要になってきます。

そして逆に、数少ない地元テレビ局オリジナルの番組を見ても、札幌中心部の話題なら良いのですが、ちょっと郊外に行ったり、未だに位置がよく認識できていない地名が出てくると、ちんぷんかんぷんです。

キー局・地元テレビ局のいずれにしても、テレビ番組の内容が、自分の関心や理解できる範囲とかけ離れている場面が多くなり、見る時間が減って行きます。

参考までに朝の北海道ローカル番組に関する記事⇒『北海道の朝はイチモニ?どさんこワイド朝?どっちが見やすい?

マナーに厳しい人(自動車・自転車)/北海道移住をやめた方がいい人《4》

札幌では、自動車も自転車も運転などのマナーがかなり悪いですね。

❶自動車はスピード出し過ぎで、煽り運転などしょっちゅうです。

また、3月~4月頃にかけて雪解けで路肩や交差点の辺りに水たまりができますが、これを平然とスピードを落とさずに水しぶきをあげながら運転するドライバーがよくいます(歩道の歩行者にかかります)。

運転者としてだけでなく歩行者として見ても、本当に困った悪運転マナーです。

❷自転車は違法駐輪と歩道での危険運転の2面があります。

駐輪禁止エリアでも平然と自転車が駐輪されていて、歩行の邪魔になっている歩道もあります。

また、札幌はコンパクトシティであるため、公共交通機関を使わず自転車通勤する人がけっこういますが、ブンブン飛ばして、歩行者の横をすり抜けていくので、とても危険です。

たばこが嫌いな人/北海道移住をやめた方がいい人《5》

北海道は、たばこ喫煙率が全国の都道府県で負け知らずの全国第1位です。

国民生活基礎調査による「都道府県別喫煙率データ」によると、調査開始の2001年以降(3年に1度の調査で)7回連続で第1位です。

直近の2019年調査では、全国平均18.3%に対し、北海道は22.6%と全国平均の1.23倍で、特に女性の喫煙率が全国平均8.8%に対し14.8%と1.68倍もの多さです。

会社で、勤務中にたばこを吸うためにデスクを離れる人がいますが、ビル内各フロアに喫煙所があるオフィスビルが多く、席に戻ってきた人が近くを通るだけでたばこの異臭が漂ってきます。

また、北海道が2017年1~2月に公共・商業施設等に行った実態調査では、何と6割強の飲食店で、喫煙対策をしていないことが分かったそうです。

オフィスでも街の飲食店でもたばこ臭さが気になる場所があるので、たばこ嫌いの人は北海道移住をやめておいた方が無難です。

喫煙に関して参考まで⇒『北海道議会禁煙化問題と喫煙率を全国比較!時代錯誤から少しは前進?

食通な人/北海道移住をやめた方がいい人《6》

北海道は何でも料理が美味しい!と仰る方が多いですが、はっきり申し上げますと気のせいです。

北海道の食材が特においしいということもありませんから、食事が美味しいというメリットを好んで北海道に移住するのはやめた方がよいです。

確かに、夏であれば美味しいとうもろこしに巡り合うこともあります。

とうもろこしは採れてから、いかに新鮮なうちに食べるか?で美味しさが変わるのでそうなのですが、他の野菜のほとんどは、北海道産と本州産で違いはあまり感じません。

スーパーでは、いろんな野菜が北海道産と関東産(千葉や茨城・群馬など)などが並びますが、どちらも値段はあまり変わらず、美味しさも変わりありません。

海鮮系もそうで、北海道のお寿司屋さんが何か特別に美味しい訳ではありません。

「北海道の食事は美味しい!」という人の大半は、観光客か、そう思い込んで移住して来た人たちです。

ゴミの分別が面倒な人/北海道移住をやめた方がいい人《7》

札幌市のゴミ出しスケジュール表の写真

札幌のゴミ出しは、細かすぎる上に有料です。

分別の仕方は「9分別6種」で、①燃やせるゴミ ②燃やせないゴミ ③容器包装・プラスチック(プラマーク) ④びん・缶・ペットボトル  ⑤雑がみ ⑥枝・葉・草 です。

そして、燃やせるゴミ・燃やせないゴミは、無料と有料に分かれていて、有料ゴミは10リットルあたり20円の有料ゴミ袋を購入する必要があります。

詳しくは⇒『札幌市のゴミ出し問題!ゴミ分別の面倒さやごみ袋代が高いなど』をご覧ください。

面倒が嫌いな人には絶対に無理ですよ!!

交通機関の遅れが嫌な人/北海道移住をやめた方がいい人《8》

札幌の公共交通機関利用客数は、地下鉄・バス・JR・市電(路面電車)の順ですが、そのうちのバスとJRは遅延がよく発生しますので、交通機関の遅れにイライラされやすい方は要注意です。

❶バス
バスは、夏はそうでもないのです(札幌中心部では多少あります)が、冬に雪の影響で大遅延が発生します。

❷JR線
JRの遅延・運休は、雪の影響も受けますが、JR北海道のメンテナンス不足による障害も多いので、1年中発生しています。

特に、札幌~新千歳空港間の遅延が多いので、出張の多い人は要注意です。

参考までに⇒『JR北海道がまた止まっているよ!こんな時の札幌~新千歳空港間の移動方法は!?

気の利かない人が嫌いな人/北海道移住をやめた方がいい人《9》

よく北海道の人のことを「男性はおおらか、女性はきつい」と表現される方がいますが、この男性のおおらかさは、気が利かないという意味でもあります。

良い意味でおおらかな人もいますが、会社関係でも、街のショップ店員とかを見ていても、男性は気が利かない!とろい!仕事ができない人が多いです。

仕事のできる人などは、かなりイライラすると思うので要注意ですよ。

ネットショッピングが多い人/北海道移住をやめた方がいい人《10》

ネットショッピングなら、日本全国どこにいてもできるので、北海道に移住しても大丈夫!と思われている方は要注意です。

確かに北海道でも東京と同じようにネットで買い物はできますが、注意点が2つあります。

❶北海道は、配送料金が高くなるケースが多いです

「送料無料」と表記されていても、よ~く見ると、北海道と沖縄は有料というお店・商品をけっこう目にします。

❷配送日が1~2日遅くなる

基本的には、発送から到着まで2泊3日かかります。

※小まめにネットで注文される方は要注意ですよ!

どこへ行くにも自動車で移動する人/北海道移住をやめた方がいい人《11》

自動車利用の頻度が高い人には、北海道移住をおすすめできない理由が2つあります。

❶1つめは運転マナーの悪さで、前出のスピード出し過ぎの人が多いという件です。

❷2つめは雪の運転リスクです。

大雪による道路の交通障害やホワイトアウト現象にも注意が必要ですが、一番怖いのはスリップ事故です。

怖いのは単なる雪道ではなく、圧雪されたりしてできる凍った道路です(札幌に多いですね)。

また、10月頃に札幌市内はまだまだ雪の心配は無いな~と普通のタイヤのままで観光旅行に出かけると、中山峠などでは雪が降っていて立往生!なんてこともあります。

北海道「気候」の現実

夏はエアコン要らずを期待する人/北海道移住をやめた方がいい人《12》

夏の北海道は涼しいことが大きなメリットですが、日中の最高気温が30℃を超える日も多くなってきたと言われています。

それだけでなく、夜間の最低気温も暑い日が増えてきていて、札幌でも2019年にはついに、30年以上発生していなかった最低気温が25℃未満まで下がらない「熱帯夜」が、3日連続で発生してしまいました。

これはもう、エアコンなしでは寝られません(日中は、エアコンの効いた会社やカフェなどにいればOKですが)。

確かに、エアコンなしで生活している人たちも半分くらいはいますし、なくても我慢すれば大丈夫そうな年もけっこうあります。

しかし、これからは念のためにエアコンを設置しておいた方が良さそうです。

特に、札幌・帯広・北見などに移住される方は、高気温になりやすい地域なので、エアコンはあった方が絶対に良いですよ。

参考まで2019年の様子は⇒『札幌の7月は連続で4真夏日3熱帯夜!8月どうなる?エアコン必要?

梅雨の無い北海道に大きな魅力を感じる人/北海道移住をやめた方がいい人《13》

北海道移住のメリットの1つには「梅雨」がないということがありますが、これを期待し過ぎて北海道へ移住するのは要注意です。

降水量の増加による水害は、北海道でも無いわけではありませんが、本州以南に比べれば少ないです。

しかし、ジメジメした晴れ晴れしない時季というのは、北海道の6月でもあるのです。

気象庁的には、「梅雨」と呼べるほどの連続性と定期性がないので、北海道には梅雨が無いということになっているようですが、6月に数日続く梅雨のような気候が北海道にもあって「蝦夷梅雨」と呼ばれています。

そして、年によっては6月の降水量が東京並みとなってしまうこともありますので参考まで⇒『北海道に梅雨は無いはずでは?東京は梅雨明け!東京と北海道と逆転!?

せっかち、歩くのが早い人/北海道移住をやめた方がいい人《14》

北海道はせっかちな人には向かないという理由を2つご紹介します。

❶とにかく北海道の人達は歩くのが遅い

札幌市内中心部の人混みは東京とけっこう近い感じですが、歩きにくさは東京の2倍イライラさせます。

そもそも東京の街の人は歩くのが早く、地方の人は歩くのが遅いという傾向がありますが、北海道は輪をかけて遅い感じがします。

大都市「札幌」であってもです。

❷冬のツルツル凍り道は慎重に歩かなければならない

冬のツルツル凍り道は、慎重にも慎重を重ねて歩く必要があります。

うっかり急ぎ足で歩くと、滑って転んで救急車のお世話になることもありますので注意が必要です。

夏は海だプールだ!というひと/北海道移住をやめた方がいい人《15》

北海道の夏に、プールや海水浴は期待できません。

❶そもそもプールを楽しむ気温の日が少ないからで、日の最高気温が30℃以上となる日が年平均で11日しかありません。

❷北海道の人達は飲むのが大好きなので、一緒に海へ行った場合、海水浴というよりもバーベキューでビールを飲むのががメインとなります。

❸北海道の小学校・中学校にはプールが無いので、泳げない人が多いです。

よって、北海道民はプールや海水浴を楽しむ習慣が無いので、北海道では、そんな仲間をつくりにくい環境にあります。

うつ病になりやすい人/北海道移住をやめた方がいい人《16》

北海道にはうつ病の中でも「冬季うつ」と呼ばれる独特なリスクがあります。

そもそも「冬季うつ」は、北欧などではよく知られているのですが、緯度が高く日照時間が少ない地域でかかりやすい病気なのです。

ただでさえ慣れない土地に来てのストレスもあり、気候的なリスク・ストレスが加わると辛いので、移住するにしても、いきなり冬からではなく、6月頃に引っ越してくるのがおすすめです。

参考までに詳しくは⇒『「冬季うつ病」で札幌/北海道移住が一気に失敗になるかも!?

春が好きな人/北海道移住をやめた方がいい人《17》

東京では、入学式や入社式など人生の新しい門出の頃に桜が満開を迎え、清々しくも嬉しいシーズンですね。

北海道では地域によって桜の開花日はかなり異なるのですが、一番早い札幌や函館では、4月下旬に開花⇒5月頭に満開見頃を迎えるのが、ここ数年の平均です。

しかし、北海道の場合は、この桜の開花する4月下旬でも雪が降ることがあり、逆に5月に30℃を超える日が来てしまうこともあります。

日々「春」を満喫する感じではなく、冬と春と夏の気温を行ったり来たり不安定な毎日を過ごしている間に真夏がやってくるといった感じです。

参考までに⇒『札幌の春4月に雪はいつまで降るのか?過去50年間を調べてみた!』『北海道は春と夏と冬が同居&交錯!半袖から桜開花~雪まで・・・

北海道「自然」の現実

北海道にスギ花粉が無いことに期待している人/北海道移住をやめた方がいい人《18》

東京で苦しんでいた花粉症が、北海道に着たら解消されると思ったら大間違いです。

北海道では「スギ」はほとんど飛んでいないので、スギ花粉症は解消されます。

しかし、シラカバ・ハンノキ・イネなどの花粉症にかかるリスクがあって、4月下旬から8月くらいの期間に、そのリスクがやって来るので要注意です。

参考までに⇒『北海道/札幌の花粉症はスギではなくシラカバ・ハンノキ・イネなどで4月中旬からが本番!

真っ赤な紅葉が好きな人/北海道移住をやめた方がいい人《19》

札幌でも、北海道大科学や中島公園など、紅葉が楽しめる場所がたくさんあって、しかも見頃が10月下旬~11月上旬なので、本州より一足先に楽しむことができます。

しかし、北海道の紅葉は赤く染まるのではなく、黄色に染まるイチョウが中心です。

赤い色づきもあることはあるのですが、黄色8割:赤色2割くらいでしょうか。

京都や東北のような真っ赤な紅葉は楽しめません。

カラスが不気味で嫌いな人/北海道移住をやめた方がいい人《20》

札幌では、よくカラスを目にします。

なぜかと言うと、普通、都会にいるカラスはハシブトカラスと呼ばれる口ばしも体も大きいカラスで、ハシボソカラスと呼ばれる、口ばしも体も小さめのカラスは、田舎にしかいませんが、札幌には両タイプのカラスがいるからです。

田舎に近い大都会にしかない珍しいことで、全国では札幌と仙台くらいのことだそうです。

そして、札幌市内には大きな公園や街路樹がたくさんあるため、カラスの巣がたくさんあり、神経を尖らせたカラスたちに襲われたりすることもありえます。

参考までに⇒『札幌の街中でなぜカラスに襲われるのか?でかい!多い!札幌の特性

山登りやキノコ狩りなどが好きな人/北海道移住をやめた方がいい人《21》

北海道にヒグマがいることは、皆さんご承知のことでしょうけど、札幌市内でも多くのクマ目撃情報があるのはご存知でしょうか?

特に藻岩山などの自然道などでは頻繁に確認されているので、山登りやキノコ狩りなどは、安全安心な娯楽ではありません。

2021年の北海道ローカルでは、コロナ関連ニュースの間に、登山や山菜取りの最中にクマに襲われて死亡してしまった事件も、けっこう目立っています。

旭川市では、JR旭川駅のすぐ近くを流れる川の河川敷でも目撃情報があって、けっこう震撼とさせています。

最近では、札幌市内の観光施設やゴルフ場など山の中だけでなく、南区や西区などの住宅街にもクマが出没するようになりましたので、クマのリスクは山の中だけではなくなりつつありますが、特に山の中はリスクが一杯です。

北海道「観光性」の現実

大通公園のイベントに期待している人/北海道移住をやめた方がいい人《22》

札幌では「さっぽろ雪まつり」に「YOSAKOIソーランまつり」「オータムフェスト」など全国的にも有名なイベントが各季節にあり、札幌に住みながらも観光客気分が味わえるのが、札幌の大きな魅力の1つです。

しかし、それらのイベントに何回も行ってみると、同じようなビール・ワイン・ラーメン・海産などのお店ばかりで、結局は同じようなイベントになっていると感じはじめ、ワクワク感は薄れていきます。

雪まつりも毎年見ていると飽きてきますし、YOSAKOIソーランはテレビ中継を見た方が見ごたえがあるかもしれんせん(プロスポーツと同じ感じで)。

コロナ禍でしばらくイベント中止が続いていますので、コロナ明けのイベントに、また新鮮味を感じられれば良いのですが・・・

騒がしい・ごみごみした感じが嫌いな人/北海道移住をやめた方がいい人《23》

北海道はゆったりの~んびりなイメージがあると思いますが、こと札幌に関してだけはそうではありません。

札幌は、人口200万人近い大都市でもあり有名観光地でもあります。

春夏秋は、そこらじゅうでイベントが開催されていますし、冬は地下道に人が集まるため、札幌駅~すすきの間の2km弱の地下空間は、かなりの人込みとなります。

コロナ前は訪日外国人がたくさんいましたし、コロコロを引いている日本人もたくさん見かけます。

よって、騒がしいのが嫌いな人は、札幌以外を選ぶべきですが、札幌以外は街の利便性がかなり落ちますので痛しかゆしです。

北海道ゴルフに期待する人/北海道移住をやめた方がいい人《24》

北海道は、ゴルフをする人たちにとっては、わざわざゴルフ旅行に来るくらい天国な地域です。

夏も暑さ厳しくなく梅雨もないので快適です。

しかし、冬にプレイできないだけでなく、夏の通常ゴルフも芝の関係で楽しめない人たちもいます。

北海道のゴルフ場の芝は、本州と違って「洋芝」であるため、かなりゴルフクラブに引っ掛かります。

よくプロゴルフのテレビ中継でも、各プロゴルファー達が北海道の芝に苦戦するという話があります。

プロですら苦戦するのですからアマにとっては・・・

北海道「諸々の条件・状況」の現実

札幌の女性に期待をしている男性/北海道移住をやめた方がいい人《25》

札幌は全国美人ランキングで3位です(各種あるけど平均で3位)。

そして、札幌の20代~30代の男女比率が、男性100に対して女性が110と、女性の方が1割も多いのです。

ということで、結婚願望のある男性にとっては良い環境なのですが、そう期待している方に悲報です。

北海道に来れば、結婚の確率も高まりますが、離婚する確率も高まります(離婚率で全国3位平均)。

そして、女性は性格が強いと言われていますし、喫煙率は全国で断トツのトップです。

結婚することを期待して北海道へ移住するのなら、やめておいた方がいいですね。

参考までに⇒『札幌はかわいい女性が多い!北海道が美人ランキング4位は本当です

海外旅行が好きな人《26》

北海道の玄関口である新千歳空港は、国内路線がとても充実していますが、海外路線は、東南アジア以外はあまりありません。

コロナの影響で今後どうなるか分かりませんが、アジア以外の海外旅行は、基本、羽田か成田・関空あたりを経由する必要があるため、不便です。

生活コストが安いと思い込んでいる人/北海道移住をやめた方がいい人《27》

北海道は、家賃やマンション価格などの住宅コストは、東京に比べて安いです。

しかし、スーパーやドラッグストアなど日常品の買い物や税金・光熱費などは、安くないどころか高いものがあります。

その一番手は国民健康保険で、例えば年収400万円・年齢30歳代の独身者で計算した場合で、札幌は約34万円で全国平均の約27万円より26%も高いのです。

また電気代は、北海道電力が全国で一番高い電力会社です(水道やガスは、全国平均並み)。

スーパーなどの食材は特に安いわけでもなく、冬になると野菜がけっこう高騰します。

住宅コストも、都心部ではなく、ちょっと離れた郊外に住むと、首都圏との差が小さくなりますから、低所得で郊外のアパートに住むようなタイプの方だと、期待外れな結果になりそうです。

コロナウィルス感染を避けたい人/北海道移住をやめた方がいい人《28》

北海道・特に札幌はコロナ感染者数が全国でトップレベルです。

全国トップレベルの観光地であることも影響していますが、インフルエンザの時季でもマスクをしない道民性も影響しているのではないかと???

熱中症に関係のない日が多い札幌で、屋内でマスクをしないでいる男性も見かけます。

ゆる~い性格、小中学校性の運動能力・学力ともに全国平均以下、喫煙率全国1位という北海道の道民性などにイラっとする場面もあるので、余計に心配になります。

参考までに、コロナ前に書いた記事⇒『「第71回さっぽろ雪まつり」観光で注意すること!マスク・防寒・雪道・・・

マンションより一軒家に住みたい人/北海道移住をやめた方がいい人《29》

やっぱり北海道ですから、大きな庭のある大きなに住んでみたい!という人はいらっしゃると思います。

しかし、一軒家に住むと、冬の雪かき作業が付いて回ります。

マンションなら雪かきという重労働とは無縁ですが、北海道らしさには欠けますよね。

と思う方は、北海道より沖縄とかを選んだ方が良さそうです。

北海道に将来性を感じて来た人/北海道移住をやめた方がいい人《30》

北海道の中心地である札幌市は、2030年に北海道新幹線が札幌駅まで延伸開通し、冬季オリンピックを招致する等の全国区ニュース的なことばかりでなく、再開発事業が盛んに行われ、人口が老人だけでなく若者も増え、ますます活性化されていくことが予想されています。

(コロナ後にどうなるか?特にオリンピックはリスク要素の方が強くなりましたし・・・北海道全体はもちろん人口減少傾向です)

札幌市以外でも、北広島市のように、プロ野球の日本ハムファイターズの新球場(ボールパーク構想)の誘致に成功、しかも札幌市と競って勝つなど、がんばっている自治体もあります(札幌市が日ハムに嫌われた部分も強いですが)。

また、千歳市も毎年人口が増え続けています。

しかし、北海道全体ではどうか?というと、他力本願の象徴的地域と言って過言ではありません。

明治時代から北海道を開拓してきた精神云々と仰られる方もいますが、基本的には他地方と同様で、いやそれ以上に他力本願で自助努力に欠けた地域柄なのです。

外国人や本州からの観光客に頼り切った産業が多いです。

地方交付税・ふるさと納税など他地域から収入を得ないとやっていけません(東京以外は皆同じかもしれませんが)。

JR北海道は国からの支援金があっても、毎年大赤字です。

このJR北海道問題の解決方過程などは、北海道の他力本願体質を表す象徴的なものですので、少しご説明しておきます。

JR北海道は全路線が赤字なのですが、中でもひどい赤字8路線について、JR北海道が国に支援を求めたところ、国土交通省から2年間で約400億円の支援表明が出ました。

しかし、国が出す支援と同水準額を北海道の地方自治体も負担するよう国土交通省が求めたところ、「無理だ!悪いのは国だ!」の一点張りです。

そこで、地方自治体の文句に対応するべく北海道庁が考え出した案は、国土交通省が求める地元の負担額分を、地方交付税として国が負担してくれないか!という支援要請だそうです。

要は、税金からの援助を増してくれ!と言っているのと同じことで、呆れて開いた口が塞がりませんね。

最後に/北海道移住の現実に向き合うのなら札幌!

北海道に魅力を感じて北海道への移住を望んでいる方々に、現実を見てきた私から、こんな人はやめておいた方が良いですよ!とまとめさせていただきました。

全部で30パターンにもなってしまいましたが、そんな北海道に、私は移住4年目の夏を迎えようとしています。

良い面もたくさんあるから、ず~っと住み続けている訳ですが、札幌以外の地域へ移住していたら1年もったかどうか?

1回目の冬どころか夏だけでも我慢できなかったかもしれません。

実は、2年くらい前のニュースで知ったのですが、北海道庁の内定(新卒)を蹴ってしまう学生が多いのだそうです。

その理由は、北海道庁への就職だと、北海道内各地で勤務する可能性があるからだそうで、札幌市役所や大手企業を優先する学生が多いのだそうです。

北海道庁の内定を受けた学生は北海道の学生や北海道出身者が多い訳ですが、子供のころからの北海道民または4年間北海道に住んできた若者ですら、北海道各地(札幌以外)に住むことを嫌う学生が多くいるということです。

参考までに⇒

釧路への移住は可能か?実際に真冬の釧路に行ってみて分かったこと!?

帯広への移住は可能か?真冬の帯広に行ってみての実感

小樽に移住は可能か?実際に真冬の小樽も歩いてみると想像以上の!?

 

北海道の現実を受け入れながら、北海道の良さを味わえるかなり確率の高い移住方法は「札幌移住」であるということを、最期のまとめにさせて頂きますね。

 

それではまた。。。

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