北海道/札幌の花粉症はスギではなくシラカバ・ハンノキ・イネなどで4月中旬からが本番!

今年・2020年は新型コロナウィルスの脅威が大変で、マスク文化の低い北海道でも、さすがにマスクしている人が増え、もちろんドラッグストアではマスクがなかなか手に入らない状況です。

そのマスク需要は、コロナだけでなく花粉症のシーズンにも影響を受けます。

昨年の今頃にHTB「イチモニ」で、花粉症対策グッズが飛ぶように売れていて、特にスプレー型の新商品や「ジャバラ」という柑橘系も爆発的に売れているという情報が流れていました。

北海道立衛生研究所の調べでは、今年も花粉の飛散量は全北海道で平年よりも多くなると予想が発表されています。

北海道ではスギ花粉症がないので、花粉症対策をする、花粉症に困っている人が少ないのでは?と思いきや、その「イチモニ」番組出演者6人のうち、3人が花粉症に困っていると手を上げていましたよ。

スギ花粉は飛んでいないのに、なぜ花粉症で困っている人が多いのか?

北海道ならではの事情について、調べてみましたよ。

本当にスギ花粉はないのか?についてもデータで確認していきますね。

札幌/北海道の花粉症は「シラカバ花粉症」が主流

北海道での花粉症と言えば、ハンノキやシラカバ、イネ科、ヨモギが有名ですけど、特に最近増えているのがシラカバ花粉症です。

(ちなみに、北海道で三大花粉症と呼ばれているのは、イネ科・シラカバ・ヨモギです)

シラカバ花粉症

「シラカバ花粉症」は北海道特有の花粉症で、近年に患者数が急増していて、突然発症してしまうこともあるようです。

都市化が原因でしょうか?

ストレスや食生活の他に、アスファルト舗装が増加したことにより、地面に落ちた花粉が再び舞い上がっていつまでも空気中を飛散している状況が続いてしまうことも、大きな原因だそうです。

毎年、4月中旬~5月中旬頃がピークとなりますが、年によっては6月上旬まで長びくこともあるそうです。

イネ科花粉症

シラカバの次に注意したいのが、イネ科とヨモギで、特にイネ科は厄介です。

その理由は、イネ科の花粉で花粉症になると、イネ科の全ての花粉に対して花粉症の症状が出てきてしまうからです。

6月~8月頃にやって来るそうです。

ちなみに、ハンノキは3月~5月、ヨモギは8~9月の間が目安となります。

 

<2020年春>札幌での花粉症予想

最大の懸案「花粉」であるシラカバ花粉について、北海道立衛生研究所の発表によると、2020年は

飛散開始:4月19日から

今年の量:全北海道的に多い

(ちなみに、3月上旬から始まっているハンノキ花粉も、昨年より多いそうです)

だそうです。

札幌/北海道では「スギ花粉症」は安心

北海道では「スギ花粉」がほとんど飛ばないと言われていますが、本州とどれくらいの差があるのか?調べてみましたよ。

出典元:全国のスギ・ヒノキ花粉データベース(2007~2016年の10年間平均:単位㎝2)

地域飛散量cm2地域飛散量cm2
札幌47静岡県7,940
函館678愛知県3,340
青森県3,675石川県3,545
宮城県4,591三重県9,230
茨城県9,857京都府5,019
栃木県7,614大阪府2,167
群馬県8,167広島県1,483
千葉県5,476鳥取県3,945
埼玉県4,957香川県2,018
東京都4,028福岡県3,323
神奈川県4,174鹿児島県1,874

少し函館が気になりますが、それでも函館は他県の1/5~1/10程度、札幌は1/100程度でしょうか?

比べる都道府県によって異なりますが、パッと見、安心できそうな数値ですね。

昨年の猛暑が今年の花粉症を悩ませる

花粉の飛散量は、前年の気候に大きく影響されるのですが、特に猛暑の夏であった翌年には大量の花粉が飛散されることが多いようです。

猛暑と言えば、昨年は全国的に猛暑続きでたいへんな夏でした。

だから、北海道立衛生検収所の予想も、ハンノキ花粉もシラカバ花粉も全北海道で昨年よりも多いと予想されているのです。

北海道・札幌移住を検討されている皆様!北海道に来れば、一旦はスギ花粉症からは逃れられます。

しかし、シラカバ花粉やハンノキ花粉などにかかる危険性はありそうですから、全くの油断はできません。

「イチモニ」出演者で花粉症だと答えた方3人のうち、一人は札幌市出身ですけど、あとのお二人は北海道外のご出身です。

ただ北海道では、本州に比べると1つの植物が花粉を飛散させる期間が短いため、本州よりはまだ恵まれている状況だという意見もあります。

また、北海道と言っても地域によっても飛散する花粉が異なるそうなので、もし気になる方は、地域ごとの花粉の種類を調べておきましょう。

と言っても、函館以外なら、スギ花粉だけは確実に無くなる訳なので、移住する価値の1つにもなりえます。

 

インフルエンザの流行期でもマスクをする人をあまり見かけない札幌市内。

さすがに、新型コロナウィルスの影響でマスク人口がグッと増えました。

感染者数が収まりつつあり、かなり街の活況が戻りつつあり、ちょっと危険な感じの札幌市内ですが、それでもマスクをしている人の数は減っていません。

コロナだけでなく、花粉症もあるからで、ゴールデンウィーク頃にはもっとマスク需要が増える見込みです。

 

 

それではまた。。。

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