札幌市のゴミ出し問題!ゴミ分別の面倒さやごみ袋代が高いなど

ニュースで環境省が自宅のゴミ集積場までゴミを運ぶのが難しい高齢者をサポートするための支援制度の拡充に乗り出すと報じていました。

しかし、札幌市の場合は、高齢者でなくても、ゴミの取り扱い方が非常に面倒であり、有料ゴミ袋代も非常に高いので、そちらの改善を何とかしてほしいというのが、東京から札幌へ移住した者の実感です。

ゴミの出し方・分別の仕方において、その面倒さだるや札幌市は全国トップレベルです。

面倒な上に、ゴミ有料制度の料金も全国トップレベルで高いんです。

東京では、3分別制(可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみ)でしたけど、札幌では9分別6種という分け方で細かすぎる上に有料制で。。。

今回は、そんな状況をお伝えしたいと思います。

札幌市でのゴミの分別方

❶燃やせるゴミ

・週2回、有料と無料に仕分けする必要があります。
・有料:生ごみ・アルミホイル・貝がら、製品プラスチック、衣類・布類、ゴム・革・ビニール製品、汚れた紙など
・無料:スプレー缶・カセットボンベなど

❷燃やせないゴミ

・4週に1回だけ、有料と無料に仕分けする必要があります。
・有料:小型家電製品、油やペンキの缶・マニュキュアのびん、金属製品(フライパン・はさみ等)、ガラス・せともの・蛍光管など
・無料:ライター、筒形乾電池(それぞれ、別の袋に分けて出すこと。乾電池は電極をセロテープでくるむこと)

❸容器包装プラスチック

・週に1回、こちらは全て無料
・「プラ」マークが対象で、プラスチック製ボトル類・チューブ類・詰め替え容器・ポリ袋・ラップ類・発泡スチロールなど
(固形物などが落ちる程度に水ですすいでから袋に詰めること)

❹びん・缶・ペットボトル

・週に1回で、全て無料
・ペットボトル・アルミ缶・スチール缶のマークが対象
(ペットボトルのふたとラベルはペットボトルから外し、容器包装プラスチックと一緒に出すこと)

❺雑がみ

・2週に1回で、全て無料

※新聞・雑誌・段ボールは別に「集団資源回収」または「回収拠点」の日程が、地域ごとに決まっています。マンション単位で回収があれば、マンション内で出すことが可能、無い場合は、決められた場所までもっていくことになります。

❻枝・葉・草

・4週に1回で、無料
※木製品・くだもの・野菜は、同じ枝・葉・草でも、燃やせるゴミ(有料)となる。

上記の6分別・9種類に分けるのに、家の中に10個くらいの名札付ゴミ箱を用意するのが良いのですけど、これだけで1部屋潰してしまうので厳しいですよ。

東京では、ゴミ出しは無料で、可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみに区別するだけで済んでいましたけど、札幌では9種類くらいに分けて出さなければならない上に、札幌市指定の有料ゴミ袋を切らさず買っておく必要もあって、更に日程が細かく決まっていて、何のために札幌市に住民税を払っているのか。。。

ただ、指定ゴミ袋制度については、札幌市に限らずいろんな都市で採用されていますので、分別数と有料の金額両方について、札幌と地方主要都市(+東京)を比較してみましたよ。

ゴミの分別方・地方主要都市と比較

札幌市

●9分別6種
①燃やせるゴミ ②燃やせないゴミ ③容器包装・プラスチック(プラマーク) ④びん・缶・ペットボトル  ⑤雑がみ ⑥枝・葉・草

●燃やせるゴミ・燃やせないゴミは、無料と有料に分かれ、有料は10リットルあたり20円

仙台市

●4分別
①家庭ごみ(可燃ごみ)・紙類 ②プラスチック製容器包装 ③カン・ビン・ペットボトル ④廃乾電池類等

●家庭ごみは10リットル9円、プラスチック製容器包装は15リットル8円

金沢市

●4分別13種

●燃やすゴミ・埋め立てゴミは10リットルあたり10円

広島市

●7分別
①可燃ごみ ②ペットボトル ③リサイクルプラ ④その他プラ ⑤不燃ごみ ⑥資源ごみ ⑦有害ごみ

●指定ごみ袋は無く、全て無料

福岡市

●3分別
①可燃ごみ ②不燃ごみ ③空きびん・ペットボトル

●可燃ごみ・不燃ごみは1リットルあたり1円、空き瓶・ペットボトルは10リットルあたり5円

那覇市

●4分別9種
①可燃ごみ ②不燃ごみ ③有害・危険ゴミ ④資源ごみ(カン、びん、ペットボトル、古紙、古布、草木)

●10リットル6.7円~12円(サイズにより異なる)

まとめ

やはり、ゴミの分別方法の面倒も料金の高さも、全国トップレベルの札幌市。

他のブログさんで他力本願の北海道民!という北海道のデメリットが書かれていましたけど、北海道民というよりは、北海道の役人の意識なんでしょうね。

本来、税金で住民の生活をフォローするのが市役所の役目ですけど、札幌市役所は、自分たちの仕事を札幌市民にフォローしてもらっているという。。。

環境省がゴミ出しの支援について方針を出しましたけど、出しに行く作業の前に、ゴミ袋に入れる・ゴミを仕分ける作業が必要ですよ。

ちなみに環境省の支援は、自治体などが高齢者の自宅まで出向いて回収を行うという「ゴミ出し支援」です。

65歳以上の高齢者世帯が全家庭の1/4を占めていて、その半分近くは高齢単身者で、生活意欲や筋力の低下、認知症などに伴って自力でゴミ出しができなくなって、ゴミ屋敷になるケースが社会問題化されているからのようです。

実際には、そのような制度に取り組んでいる自治体もあるそうです。

札幌市の場合は、そもそもの面倒さがから直すよう、是非、ご支援が欲しいですよ!

まずは、札幌市にゴミの仕分け方を全国レベルまで簡易にできるよう指導してほしいものです。

毎日のことですからね。

たいへんですよ、毎日、今日は何のゴミの日?どの袋に入れれば良いの?なんてこと考えるの。。。

最後に驚愕の事実、札幌市の「ごみ分けガイド」なる冊子をご紹介しますよ。

何とこの立派な冊子は54ページ(表紙・裏表紙合わせて56ページ)もあるんです!

スゴイですよね!ゴミ分けだけでですよ!

 

それではまた。。。

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