東京オリンピックのマラソンを札幌で検討!札幌と東京の気温を調べたら何と!?

昨夜(2019年10月16日)、東京オリンピックの注目競技であるマラソンと競歩に関して、IOCが猛暑の東京から札幌に開催地を変更できないかと提案(強制?)してきているというニュースが流れましたが、暑かった今年の札幌の夏を思い出すと、???っという感じになってしまいます。

今年2019年の札幌は、30℃以上の真夏日が10日間も連続したということで、日中は68年ぶりの暑さとなりました。

また、夜間の最低気温が25℃を下回らない熱帯夜が30年以上ぶりにやってきて、しかも3日連続となり観測史上初のこととなりました。

もし、今年がオリンピックイヤーであったとしたら、マラソン開催地を札幌に変えた意味があったのか?ってことになってしまう感がします。

また、札幌に昨年から移住してきていて、毎日の天気予報を見ていて気付いたのですが、涼しい北海道の札幌と暑い東京の日の最高気温が逆転している日は、それほど珍しくはないのです。

しかし、平均すれば30℃を超える日は年間9日程度しかない札幌です。

ただ、昨年も札幌の真夏日は年間で9日しか無かったのですが、7月下旬から8月上旬にかけては連日の30℃超えでした。

数十年に1度のことであれば確率は低いので大丈夫!と思う反面、観測史上初!とか何十年ぶりの!といった気象は、最近よく聞くフレーズでもあります。

そこで、過去50年間の札幌と東京の気温を、東京オリンピック・マラソン開催日の8月2日と9日を含む8月1日~10日に集中して50年間分取ってみました。

特に気温差に重点を置いて、本当に札幌に開催地を変更する価値はあるのか?どれくらいの確率か?など、調べまとめてみました。

※以下は、全て「1970年~2019年(50年)の8月1日~10日(10日):計500日」の気温データを使用していて、データ参考元は気象庁ホームページとなります。

札幌と東京の気温差<割合>

日の最高気温

札幌と東京の気温差は、どれくらいの確率でどの程度の気温差が発生するのか?500日分の気温差を割合にしてみました。

気温差日数割合割合累計
札幌>東京6412.8%12.8%
0~1℃未満316.2%19.0%
1~3℃未満9018.0%37.0%
3~5℃未満9519.0%56.0%
5~7℃未満8316.6%72.6%
7~10℃未満9018.0%90.6%
10℃以上479.4%100.0%
合計500100.0%

東京より札幌の方が暑い日(最高気温が高い日)は、50年間・500日のうち64日あり、割合にすると12.8%にもなります。

開催地を札幌に変更する価値を最低限3℃以上の気温低下が見込めるからと想定した場合、札幌の方が暑い12.8%と、気温差が1度未満しかない割合6.2%と1~3℃未満18.0%とを足した累計37.0%の日は、札幌で開催する価値がないということになります。

これを5℃とした場合、気温差が5℃未満となる日の累計である56.0%の確率で、効果は発揮できないということになります。

但し、最高気温で測るということは日中に開催した場合には役立つのですが、東京開催で予定していたような早朝にするなどの時間帯的工夫をする場合には、時間別の気温差を見る必要があります。

ただ、今回そこまではできないので、次の項目で「日の平均気温」でも計ってみます。

平均気温

上記の最高気温と同様に、500日分の「日の平均気温」の札幌と東京の気温差を割合にしてみました。

気温差日数割合割合累計
札幌>東京163.2%3.2%
0~1℃未満204.0%7.2%
1~3℃未満8116.2%23.4%
3~5℃未満13627.2%50.6%
5~7℃未満12424.8%75.4%
7~10℃未満11022.0%97.4%
10℃以上132.6%100.0%
合計500100.0%

平均気温で札幌の方が暑くなる日は、3.2%と最高気温に比べるとかなり少なくなります。

札幌へ変更することの価値を気温差3℃以上とした場合、そうでない確率(気温差3℃未満の割合の累計)は23.4%と、最高気温の37.0%に比べ小さくなります。

但し、変更価値を気温差5℃とした場合、そうでない確率(気温差5℃未満の割合の累計)が50.6%と、最高気温と同様に50%以上の確率で、開催地変更の価値は得られないということになります。

気温が逆転した日

日の最高気温・TOP20日

札幌に変更する価値を何度差に置くかという以前に、札幌の方が暑いという日が12.8%もありましたが、逆転する日はどれくらい札幌の方が暑いのか?上位20日が以下の通りとなります。

年月日札幌東京差(東京-札幌)
11989/8/633.226.1-7.1
21972/8/735.129.6-5.5
32006/8/932.727.3-5.4
41988/8/332.627.5-5.1
51980/8/828.923.9-5.0
61999/8/1034.229.4-4.8
71985/8/1034.730.4-4.3
81993/8/324.520.2-4.3
91978/8/335.231.3-3.9
101988/8/230.026.2-3.8
112006/8/832.829.0-3.8
121980/8/324.521.0-3.5
131985/8/934.431.2-3.2
141986/8/332.129.3-2.8
151993/8/622.720.2-2.5
161981/8/134.031.7-2.3
171986/8/231.529.2-2.3
182009/8/1030.928.6-2.3
192018/8/827.425.1-2.3
202017/8/227.625.4-2.2

何と、1989年8月6日は、東京の26.1℃に対し、札幌は33.2℃と7.1℃も高くなります。

こんな日と同じ状況になってしまったら、東京のままにしておけば良かった!となってしましますね。

平均気温・16日

日の平均気温となると、札幌と東京の気温が逆転する日は過去50年間で16日しかありませんので、16日分だけを掲載しています。

年月日札幌東京差(東京-札幌)
11999/8/1028.326.3-2.0
21986/8/422.720.9-1.8
31989/8/626.124.4-1.7
41980/8/320.419.5-0.9
51981/8/228.928.2-0.7
61985/8/1027.526.9-0.6
71980/8/821.420.9-0.5
82006/8/926.025.5-0.5
91985/8/928.628.2-0.4
101988/8/325.224.8-0.4
111972/8/726.225.9-0.3
121975/8/128.628.4-0.2
131980/8/220.720.5-0.2
141980/8/922.222.0-0.2
152017/8/223.022.9-0.1
162010/8/926.426.3-0.1

各年の平均値で比較(小さい順)

日ごとの細かいところで心配していたら始まらないよ!というご意見もあるでしょうから、年ごとの平均気温でも札幌と東京の比較をしてみたいと思います。

日の最高気温・TOP10

各年ごとに、8月1日~10日の最高気温を平均化した気温で、札幌と東京の気温差が小さい年を小さい方から10年分ピックアップしてみました。

札幌東京差(東京-札幌)
1980年25.824.7-1.1
1989年29.730.60.9
1993年23.124.21.1
1985年30.431.51.1
1999年31.532.61.1
2006年30.131.61.5
1982年27.929.71.8
1984年31.233.11.9
1988年28.730.61.9
2011年29.731.72.0

1980年の1年だけは、10日間の平均においても、札幌の方が東京よりも暑かったということです。

最近では、2006年と2011年が、札幌の涼しい気温差が2.0以下と小さい年でした。

平均気温・TOP10

続いて、平均気温です。

札幌東京差(東京-札幌)
1980年20.621.30.7
1999年26.728.82.1
1989年24.627.22.6
2004年25.928.52.6
1984年26.729.42.7
2006年24.627.42.8
1982年23.626.63.0
2011年24.827.93.1
1985年25.028.13.1
1988年23.727.13.4

2019年の気温

今年(2019年)がオリンピックイヤーであったら、8月2日は東京も札幌も同じくらいの気温で「変更した意味ないよ!」となり、8月9日は「札幌に変更して大成功!」となります。

札幌東京差(東京-札幌)
8月1日33.035.02.0
8月2日34.235.10.9
8月3日30.233.73.5
8月4日32.634.31.7
8月5日32.034.92.9
8月6日32.435.02.6
8月7日30.435.65.2
8月8日25.035.510.5
8月9日25.035.610.6
8月10日22.434.412.0

まとめ

実は、札幌の日の平均気温は、最低気温の低さが東京よりも大きく影響していて、札幌のメリットは日中よりも夜間に発揮します。

最低気温が札幌と東京で逆転した日は、過去50年間でたったの2日しかありません(最高気温では64日もありましたね)。

50年間平均で、最高気温・平均気温・最低気温を並べてみました。

札幌東京
最高気温27.231.74.5
平均気温22.827.84.9
最低気温19.524.85.2

札幌と東京の気温差は最高気温と最低気温で4.5℃対5.2℃となり、あまり差が無いようにも感じられますが、最低気温の数値を見てみると、19.5℃ですから、これなら札幌に変更する価値がありそうだ!って思えますよね。

もっともっと分析しなければなりませんし、本当は時間帯別で見ていく必要がありますが、今までのデータを見る限り、日中であれば札幌に変更する価値は低く、時間帯を午前中にするなどをすれば、大きな価値がありそうであることが分かります。

 

今回は、札幌に変更する価値はどれくらいあるのだろうか?

もしかして、大した意味がないんじゃないか!?

そんなとこらへんへの簡単な答えとして、データを調べまとめてみました。

 

東京出身者としては、東京も困るだろうな~道路補修済みの経費(税金)をどうしてくれるんだ!っとも思うのですが、現在札幌市民となって、これからも札幌で暮らしていこうと思っている私からすると、

是非、札幌へ!!

となっちゃいますね。。。

 

北海道マラソンは見たことありますが、きっと、もっと興奮するんでしょうね。

 

高温である東京の方が、日本人選手にとっては条件的に有利になるのですが、走っている世界の全選手も沿道で応援する全観戦客も、猛暑の確率大の東京より、30℃未満となるか確率大の札幌の方が、望ましいですよね!

 

東京ごめんなさい。。。

 

私の過去支払った都税も残念。。。

 

でも。。。

 

それではまた。。。

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