札幌は史上最高に暑い熱帯夜/2019.7.30!寝苦しい夏はどれくらいあるの?

今朝7月30日は、深夜0時~午前7時頃までで、気温が27.4℃までしか下がりませんでした!

夜間の最低気温が25℃以上となることを「熱帯夜」と呼び、寝苦しい夜としての1つの基準値となっています。

その「熱帯夜」に札幌がなったのは、過去2回しかありません。

1981年と1985年の2日だけです。

しかも、1981年は25.1℃、1985年も25.0℃と、ギリギリの「熱帯夜」でした。

よって、34年ぶりの熱帯夜が、何と2.3℃という大幅な記録更新となりそうなのです。

と言っても、テレビで記録更新!とか言っていないですよね。

この「熱帯夜」というものは、気象庁が名付けた用語ではあるのですが、「統計種目」とはなっていないためだと思います。

しかし、「一番暑い夜」だったと言って、ほぼ間違いありませんよ。

本日の夜12時までに25.2℃を下回らなければ、明日の朝のニュースで、観測史上最高の最低気温と発表されると思いますが、今のところの予報では26℃が最低ラインのようなので、記録更新の可能性が高いようでもあり微妙なようでもあります。

ま~正式な用語の問題は置いておき、こんな寝苦しい暑い夜が、札幌にどれくらいやってくるものなのか?過去のデータを少し調べてみました。

今年30℃を超えた日の最低気温

2019年は5月に異常気象がやってきて、北海道の佐呂間が日本全国の5月の最高気温を更新してしまうほどでしたが、札幌も3日も30℃以上となる異常ぶりでした。

その5月と7月下旬の合計6回の真夏日の最低気温を一覧にしてみました。暑かった日中の当日と翌日の最低気温も並べています。

最高気温最低気温
当日当日翌日
5月25日31.111.915.6
5月26日32.015.617.8
5月27日34.217.814.7
7月25日30.020.422.6
7月27日30.821.121.5
7月29日32.922.0

※7月29日の翌日である30日は、朝時点では27.4℃までしか下がらず、後は今日の夜にどこまで気温が下がるか?です。

5月の3日は、日中こそ30℃以上に上昇していますが、夜には10℃台まで下がっていますので、暑くて寝苦しい夜とはなっていなかったことが分かります。

また、7月下旬の3日も、10℃台までは下がらなかったものの、23℃未満でした。

しかし、最低気温が22℃~23℃くらいの夜は、人の体質によっては、また住環境によっては寝苦しいか快適かの相違が発生する気温帯です。

窓を開けて寝る方やエアコンを付けて寝る方には問題ないでしょうが、防犯のために窓は閉めて、扇風機だけで対応している暑がりの方には、不快な夜となります。

過去に最低気温が24℃を超えた日はどれくらい?

最低気温が22~23℃程度だと、不快に感じるか否かは人の体質にもよりますが、24℃だとかなり多くの方が不快に感じます。

札幌の最低気温が25℃以上となった日は、過去100年以上の観測史上の中でたったの2日だけでしたが、24℃以上ではどうか? 数えてみたところ、以下の通り33日ありました。

1981/8/2
1984/8/6 8/7 8/8 8/9 8/16
1985/8/8 8/9
1994/8/2 8/8 8/9 8/11
1999/7/28 8/9 8/13 8/17 8/21
2004/8/5 8/8 8/9
2006/8/16 8/21
2007/8/15
2010/8/9 8/30 8/31
2011/8/10 8/11
2012/8/30 9/18
2015/8/5
2018/7/29 7/30

1981年以降から昨年までには、38年のうち13年で発生しています。

本日の2019年7月30日分を足すと、39年のうち14年ということになり、最低気温24℃以上の寝苦しい暑い夜がやって来る可能性は36%の年ということになります。3年に1回程度ということですね。

そして、1回来れば複数回来る年が多く、1984年や1999年のように年に5日も24℃以上の寝苦しい夜となった年もあります。

過去に日中の最高気温30度以上の日はどれくらい?

暑さ不快な日について、日中の最高気温についても調べてみました。札幌には猛暑日はありませんので、真夏日の日数を東京と比較しながら10年間分を一覧にしています。

単位
:日数
年間8月
札幌東京札幌東京
2009年438321
2010年20711330
2011年1161821
2012年2065629
2013年958528
2014年1245421
2015年647220
2016年1157826
2017年751019
2018年868125

過去10年間の平均は10.8日ですが、5年間平均では8.8日です。

8月だけの日数も見てみると、2017年・2018年の8月は0日・1日とかなり少ないです。

17年は7月中旬に、18年も7月下旬から8月頭までに暑い日が連日集中してやってきましたが、その後(8月)は30℃を超える日が無かったのです。

今年は、もう6日、今日で7日目ですが、今後の予報では、あと1週間くらい続きそうですね。

5月の3日分は、超異常気象なので外して考えると、7月8月合計で9~10日と考えられ、今日で4日目なので、明日以降5~6日の辛抱という計算が成り立ちます。。。

20日の年もあったので、そうなるとあと15日も?となりますが。。。

他の記事で書きましたが、今は温暖化傾向が逆行期に入っています(グラフ上そう見える)ので、2010年・2012年のようなことにはならないかたと。。。(記事はコチラ→2100年天気予報は正しいの?❺本当に温暖化は継続か最終結論!

明日以降はあと6日、途中29℃をは挟みながら、来週の中頃には、この暑さも静まるのではないか?!と皮算用しておきましょう!

まとめ

来週中頃までの辛抱という皮算用が外れた場合用に、今回のお題である「熱帯夜」について、東京・名古屋・大阪の8月の熱帯夜の日数を並べてみました。

単位:日数東京名古屋大阪
2009年111117
2010年302729
2011年161920
2012年281624
2013年221924
2014年181315
2015年131513
2016年71726
2017年81523
2018年172626
1981年以降平均15.312.820.1

東京・名古屋・大阪では、8月の半分の日は熱帯夜です。

間違いなくエアコンつけっ放しでなければ眠れません!

恐らく、7月~9月トータルで2か月くらいは、そんな毎日であったと記憶してます(東京で)。

 

札幌に移住してこられた方は思い出しましょう!

いかに東京など本州の夏の夜が大変であったかを。。。

札幌の睡眠は、はるかに快適です。。。

 

それではまた。。。

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