札幌市におけるデパート(百貨店)の勢力図!売上げ額・面積など比較

以前に作成したコンビニ・100円ショップ・ドラッグストアの札幌市内における勢力図の記事が、よく読んでもらえているので、今回はデパート(百貨店)についても作成してみたいと思いますよ!

札幌には、札幌駅に「大丸」、札幌駅近くに「東急」、大通駅近くに「三越」と「丸井今井」の4つのデパートがあります。

他の業態と違って、勢力図を店舗数で表わすことはできないので、売場面積や売上高で比較してみますよ。

ちなみに、たった4つしか無いんですけど、徒歩10分程度の範囲に4つも集中しているので、ある意味便利だな~っと思ってますが、いろいろ調べていると、札幌の街の進化に影響していることなどおもしろいことも分かったので、ご紹介しますよ!

各デパートの環境

◆大丸札幌店

JR札幌駅全体の写真で、左側の一角が大丸札幌店です。JR札幌駅のJRタワーには他に「アピア」「エスタ」「パセオ」「札幌ステラプレイス」4つのショッピングセンターや「JRタワーホテル日航札幌」とも隣接していて、一大拠点となっています。

◆東急札幌店

JR札幌駅とも地下で直結していて便利な立地とも言えるのですけど、大丸の方がもっと便利な立地なために、中途半端な感じですよ。写真は表手玄関側から撮りましたけど、完全にビル群の中にあるため、雰囲気的にも中途半端な感じです。

◆丸井今井札幌本店

大通公園から撮った写真ですけど、大通館は大通公園に面しているので雰囲気は良いです(大通駅と地下直結)。元々は札幌老舗の一番店だったんですけど、今はその座を大丸に奪われ、三越と同じ会社にもなり、南館を閉鎖したりと、勢いがありません。

◆札幌三越

大通公園側から撮った写真で、ちょっと遠めに見えるのが三越です。大通公園・地下鉄大通駅からすぐの立地(地下直結)ではありますけど、大通公園には面していないので、店の近くに行くと、やはりビル群の中にある感じです。

ただ、東急はビジネス・ビル群の中ですけど、三越は商業施設のビル群の中ですので、東急よりは雰囲気が良いです。今(冬)なら、正面玄関前の札幌駅前通がイルミネーションでとてもきれいですよ。

環境的には、大通公園の近くにある丸井今井と三越が良さげですけど、札幌一の賑わいを見せるJR札幌駅・JRタワーにある大丸が一番便利です。一番混みあってもいますけど。

売場面積

◆大丸札幌店:45,000㎡
◆東急札幌店:28,629㎡
◆丸井今井札幌本店:44,972㎡
◆札幌三越:22,998㎡

大丸と丸井今井が売場面積が広いのですけど、丸井今井は昨年10月で南館を閉館しているので、もう少し小さめでもあり、建物が大通館と一条館の2つに分かれているので、少し狭く感じます。

大丸は、他都市にある店舗とほぼ同じ規模ですが、三越は他都市の店舗よりかなり小さめです。

売上高

◆大丸札幌店:651億円(+4.6%)
◆東急札幌店:237億円(+1.2%)
◆丸井今井札幌本店:387億円(+4.6%)
◆札幌三越:267億円(+1.7%)

この売上高は2018年3月(2017年度)の金額と対前年伸率です。

もう大丸札幌店の独り勝ちですよ!

札幌は訪日外国人客の好影響を享受しているのですけど、全国平均が1.5%増加だったところ、大丸と丸井今井は4.6%の大幅増加でしたけど、東急と三越は全国平均並みなので、あまり良かったとは言えなさそうですよ。

札幌商業の変遷

今一番賑やかな場所はJR札幌駅のJRタワーです。

大丸札幌店と「アピア」「エスタ」「パセオ」「札幌ステラプレイス」4つのショッピングセンターがあり、どこも賑わっています。

でも以前は、札幌の中心地と言えば大通駅付近だったそうです。

それが、2003年にJR札幌駅再開発でJRタワー・ステラプレイス(大丸を核とするショッピングモール)がオープンしたことで、人の流れが大通から札幌駅に移っていったそうですよ。

大丸札幌店の売上高を見てみると、2003年オープン当初から数年は丸井今井より低かったのですけど、2009年に逆転して、今では約1.7倍の差になってしまいました。

今後も、北海道新幹線の札幌駅開業に合わせた開発や札幌駅近くのビル再建築など、札幌駅付近の更なる発展が続くはずなので、ますます大丸独り勝ちの状態は続きそうですよ。

その札幌駅付近の開発で伊勢丹とか高島屋とかが来てくれると、また一段と良い街になるんですけどね。

大丸が圧倒的一番の街って、ちょっとどうなんだろう。。。と、東京の感覚では思ってしまうのですよ。。。

それではまた。。。

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