札幌へ移住して1年が経ちましたけど、この1年間で、あ~こうしておいて良かった!!と思えることの一番は、札幌市営地下鉄線が最寄り駅だったということですよ!
逆に言えば、地下鉄沿線に住んでいなかったらどうなっていなんだろう?っていうくらいです。
では、なぜ地下鉄沿線に住んでいてよかったと思うのか?その絶対的な理由は? やはり寒い冬!大雪が降る冬!の影響が大ですけど、それだけじゃあない、JR線と地下鉄線の大きな差もあったんですよ。
これらは、札幌で生活をする方だけじゃなく、札幌へ観光旅行に来られる方にも知っておいてほしい内容です。
ということで、今回はその理由を4個と、そもそもの乗り方や基本的な利便性についてもまとめてみましたよ。
札幌地下鉄の乗り方
乗り方・降り方
基本的には、首都圏はじめ本州の地下鉄線と全く同じです。
JRや私鉄への乗り入れなどが無い分、シンプルで分かりやすく利用できます。
料金(地下鉄運賃)の支払い方
普通に、現金払い(自動券売機)でもICカードでもOKです。
SuicaやICOCA・PASMOなど列車系のICカードもほぼ全て使えますので、何の問題もありません。
市電やバスなどと乗り継ぐ場合、乗り継ぎ割引が受けられますが、ICカードなら自動的に割引されますので、全く気にする必要がありません。
地下鉄の利便性
●路線
東西線・南北線・東豊線の3路線があり、各線が交錯する「さっぽろ」駅(2路線)と「大通」駅(3路線)を1駅ずつと数えると、全部で46駅になります。
●電車本数
時間帯によって違いますけど、日中は3分~8分に1本程度の割合です。
もちろん、通勤通学時間帯が多く、最大で1時間に16本も走っています。
●始発・終電
始発は6時台で、終電は0時台に2本あります。
地下鉄・車両内の快適性と注意点
●快適な乗り心地
札幌市営地下鉄線の最大の特徴は、鉄のレールじゃなくって、ゴムタイヤ方式だってことですよ!
だからガタガタ揺れることもなく、スピードの加速も減速もスムースなんです。
但し、冷房が付いていないので、夏は窓を開けて走ります。その分は、煩く感じるかもしれませんけど、慣れの問題ですよ。
●「専用席」
普通は「優先席」なので、近くに該当する方がいらっしゃらなければ、若者だって座ってもいいですね。
ところが札幌の地下鉄は「専用席」なので、周りに該当者がいなくても座ってはいけないんです!
地下鉄やバスは「優先席」なので、地下鉄に乗った時だけ、座りたがりの人は注意が必要です。
●網棚が無い
網棚もないので、重い荷物を持っている方には不便です。
ただ、どんなに長く乗っても、首都圏のように1時間も乗っていることはないので大丈夫です!
例えば、通勤で大通駅を利用する方はかなり多いと思いますけど、大通駅まで一番遠い新さっぽろ駅でも所要時間たったの20分です。
札幌では地下鉄が絶対おすすめである理由
❶遅延・運休がほぼゼロ
JRやバスはよく遅れが発生します。
バスは都心部や冬の大雪の翌日に遅延が多く発生します。
JR線は、1年中発生します。特に札幌から新千歳空港へ行くエアポートライナーに頻発しておきるので、けっこう冷や冷やものです。
しかし、地下鉄ではほぼ100%起きません。首都圏の地下鉄は市電やJRと乗り入れしているので遅延が起きますけど、札幌の地下鉄は単独路線であり、屋外を走ることもないので、冬でも雪の影響を受けません。
札幌市電も遅延はほぼありませんが、車体が小さいために、通勤時間帯には満員で乗り切れない(一本後続を待つ)ということが発生します。詳しい状況を知りたい方はコチラ↓をご参考まで!
札幌の市電で真冬に満員で乗り切れない悲劇!その理由とは?
❷電車を待つ時間に寒さが少ない
地下鉄は、電車を待つホームがもちろん屋内なので、それほど寒くありません。
JR線も市電もバスも外で待ちますので、冬は大変です。
冬のマイナス気温も大変ですけど、吹雪く日は札幌に住んでいることを後悔すること間違いなしです。
❸ホームドア完備で安全
首都圏では、まだまだホームドアの設置が遅れていますけど、札幌市営地下鉄では、全46駅に完備しています。
そもそも駅を通過する特急列車もないですし、ホームがパンパンに混むこともない上にホームドアまであるので、かなり安心です。
JR線も市電も、北海道ではホームドアが皆無なので、やっぱり地下鉄が安心です。
❹JRよりも料金がお得
運賃+SAPICAポイント
初乗り運賃だけで比較すると(2019年6月現在)、地下鉄は200円、JRは170円、市電は200円(一律)と、札幌では地下鉄が割高のように見えます。
しか~し、2019年10月の消費税増税時より地下鉄とJRも運賃が変更になります。
地下鉄・初乗り:210円(予定)
JR線・初乗り:200円(予定)
JRが一気に30円も値上がりするのですけど、それでもまだ地下鉄の方が10円高いですね。
この分は、ICカード「SAPICA」を利用すると逆転します。
SAPICAで地下鉄や市電・バス運賃を支払うと、10%のポイントが貯まるんですよ!
週末はドニチカキップがお得!
土曜日・日曜日・祝日と12月29日~1月3日までの期間は、おとな520円で札幌市営地下鉄線が1日乗り放題になる「ドニチカキップ」がかなりお得です。
例えば、さっぽろ~真駒内間で普通運賃が290円、大通~新さっぽろ間では320円です。
これらを単純往復するだけでも、ドニチカキップの方が安くなります。3回4回と乗車すれば更に断然お得なので、札幌観光にもおすすめのきっぷです。
まとめ
お得という部分で言うと、札幌市電(路面電車)やバスも併せて利用する場合には、「乗り継ぎ割引」が受けられるので、JRより地下鉄の方がお得です。
但し、乗り継ぎ駅やバス停の指定があったり、乗り継ぎ割引を受けるためのひと手間があったりもしますので、詳しくは↓の記事も読んでみてください。
札幌の地下鉄と市電の乗り継ぎ方法と割引料金(札幌初心者向け)
札幌の地下鉄とバスを乗り継ぐ方法と割引料金(札幌初心者向け)
また、乗り方の項目にも記載しましたけど、ゴムタイヤと広い車体のおかげで、乗り心地が良いことも、毎日の利用ですから、人によっては地下鉄を選ぶ絶対的な理由になるかもしれませんね。
いずれにしても、遅延や運休が多いJR線に比べれば、快適な通勤通学が確保されていますので、絶対におすすめです!
それではまた。。。