本当に、マイナス5℃以下の気温で、雪に晒されながらバスを待つのって、辛いんですよ!
にも拘わらず、札幌のバスは遅れて来るのが当たり前で、15~30分くらい待たされることもあります。
そんな札幌に、ようやくスマホで運行状況が分かるシステムが開始しましたよ。
バスのGPSから位置情報を読み取って、停留所までの距離を自動計算して、何分遅れるのか?表示してくれるシステムです。
他の都市では、もう何年も前から導入されていたので、遅すぎた導入ですけど、無いよりは良いことではあります。
どこで、どうやって利用できるのか?
簡単にまとめてみました。
対象の路線
本日から導入と言っても、全ての路線で利用できる訳ではありませんよ。
札幌市内では、北海道中央バスやJR北海道バス・じょうてつバスなど複数のバス会社が運行しています。
そのうち、本日現在に利用できるのは
・JR北海道バス:札幌圏内の全路線(昨日から)
・北海道中央バス:札幌市内の約半分の路線(本日から)
です。
じょうてつバスは、2020年春から運用開始予定だそうです。
サービスの概要
どうすれば使えるのか?
スマホで、バス停などに表示されているQRコードから読み取ることができます。
もちろん、無料のサービスです。
パソコンでも「バスキタ」で検索すれば下の画面にたどり着けますよ。
バスキタ!JHB https://info-jhb.buskita.com/
ちなみに、下段真ん中の「バスマップ」からアイキャッチ画像のマップにつながります。
表示(案内)内容
➀各バスのバス停への到着予定時刻が表示されます
②MAP上に、走行中の各バスの動きが表示されます
そのバスマークの色が、青なら5分未満の遅れ、黄色なら5~9分の遅れ、赤色なら10分以上の遅れを意味します。
③そのMAP上で、バス停がどの位置にあるのかが分かります。
これは、札幌初心者の移住民にとってはありがたいことですよ。
同じバス停でも、上りと下りでバス停の位置がぜんぜん違っていたりすることがあります。往路で降りたバス停付近から復路のバスに乗ろうとした時に、復路のバス停が見つからない!なんてことは往々にしてありますよね。
JR北海道の導入理由と経緯
➀理由
冬場は特に「このバスはいつ来るんだ」という声が多かったので
②経緯
5年前から一部区間で実証実験していたそうです
③開発
「バスキタ」というシステムは、札幌のIT企業がシステム開発したもので、既にばんけいバスや道北バスなどで導入されているものと同じシステムだそうです。
北海道中央バスも同じものの導入のようです。
5年間も実証実験に時間をかけていたとは。。。誰のためのシステム導入か?同じJR系でも東日本とは異なる田舎のお役所スタイルです。
JR北海道に言いたいこと
導入が遅すぎる
東京に限らず他の都市では、5年以上も前には導入されていたので、あまりにも遅すぎると言わざるを得ませんよ。
JR列車にも導入を!
JR列車も遅延が多発していますけど、その遅延情報が「JR北北海道」のホームページで表示されるのが極めて遅く、極めて分かり難い。
バスに搭載したGPSを各列車にも取り付けることで、列車の遅延情報もリアルタイムで分かるようにしてほしいですよ。
赤字解消のために、マンション建設やホテル事業とかに収入源を求めているJR北海道。
そもそもの100億円の赤字に北海道新幹線の100億円赤字が追い打ちをかけて真っ赤っ赤のJR北海道。
今後もホテル事業やマンション建設事業が収益を出し続けられるものなのか?今一度の検証が必要だと思いますよ。
もっと本来の鉄道業に注力するべき!と解説しているテレビのコメンテーターも、そのレベルの低さに呆れますけど、世界経済も不安定な状況に確実に入り始めている今般、どこまでホテルやマンション事業が好調を維持できるのか???
安易に他力本願を貫いてきたJR北海道だけに心配です。
自助力の無い北海道経済・行政の象徴的存在です。
って、話がずいぶんと逸れてしましましたよ。
そうそう、1つ注意点です。
朝のニュース番組で実験してましたけど、バスキタの画面で7分遅れと出たバスは6分遅れで到着したそうですよ。
できるだけ寒い外で待つ時間を少なくしたい!という気持ちは分かりますけど、あまりギリギリにバス停に向かうと、バスが思わす早くにバス停を出発してしまい、バスに乗り遅れることもあり得そうです。
それではまた。。。