昨日の9時22分頃に、最大震度6弱・マグニチュード5.8の地震が起きました。
昨年2018年9月6日の北海道胆振東部地震からの活動による余震だそうで、今後数日間は同程度の地震があり得るそうですよ。
大きな揺れを観測した地域は、厚真町で6弱、むかわ町・安平町で5強でした。
札幌市でも北区と手稲区で5弱、他は4か3程度でした。
前回のようにブラックアウトが起きた訳ではなく、真夜中のことでもなかったので、生活者としては意外に落ち着いた感じでした。
一番影響があったのは交通機関で、帰宅困難者が出たようですけど、ちょっとニュースの報じ方に疑問もあって、何か事実と違うかな~っといった感じもあったので、少し状況をまとめてみましたよ。
地震当日の状況
日常生活への大きな影響や混乱は発生しなかったのですけど、交通機関だけはかなり麻痺してしまい、地下鉄は全線運転見合わせ、JRも札幌近郊はほぼ動いていない状況でしたよ。
そのため、タクシーもすすきの近辺では1時間半から2時間くらい待った方もいたようです。
帰宅困難者のために、チカホ(札幌駅前地下歩行空間)が一晩解放され、食べ物・水・毛布も配布されたので、固い地面の上でたいへんですが、寒さを凌ぐことはできたようです。
新千歳空港でも、100人以上の方々が空港内に寝泊まりしたとのことです。
チカホ・新千歳空港の状況を見る限り、それほど多くの人たちに影響があったという感じはしません。少なくとも、昨年9月のときに比べれば悪影響度は1%くらいのものだったでしょう。
停電も、ほんのごく一部の地域で一時的に発生した程度でしたので、ほとんどの家庭では、通常の生活が送れたと思いますよ。
地震翌日・朝の状況
札幌市営地下鉄は、一部乱れもありながらも通常に近い運転状況です。
札幌市電は、通常通りの運行です。
JR線は、石勝線・室蘭線・日高線の一部区間で運転見合わせとなっていて、特急列車が16本&普通快速42本が運休するなどの影響が出ていますが、これらも午前中だけのことのようです。
新千歳空港への快速エアポートも、札幌駅の案内を見る限り定刻より数分の相違は出ているものの、いつもの1時間に4本の運行はされているようです。
空港も、地震による乱れはありません。
テレビ報道方への違和感
昨晩からのテレビニュース系の報じ方にちょっと違和感がありますよ。
「地下鉄に乗ろうとした人が、乗れないことが分かり駅から出てくる人が多い」と何回も何回も同じ内容が報じられていたのです。
しかし、札幌の中心部でニュースで報じられたエリアは、確かに地下鉄への出入り口でもありますけど、地下道として、普通に道路として利用し、地下から外へ出てくる人がかなり多いはずです。
特にさっぽろ~大通~すすきののあたりは、チカホ・ポールタウンといった地下街が外よりも主要な道路になっています。更に冬の間は、外が寒かったり、雪道がツルッツルに凍っていて歩きにくいために、これらの地下道・地下街を利用して市内を移動する人が一段と増えます。
それらの人々を、地下鉄に乗れなかったから諦めて外へ出てきた人たちであると、どうテレビ局の人たちは判別したのか?
また、タクシー待ちの人やチカホに寝泊まりした方などの様子など報じられているんですけど、同じ1つの画像が何回も何回も流されていて、とりあえずたいへんな人がいるんだ的な画像を流しておこう!っていう、ちょっといい加減な報じ方が、今回目立ちましたよ。
また同程度の地震が来る可能性があるのだから注意しましょう!は良いのですけど、街の混乱状況をテレビ的にニュース的にかなりオーバーに表現されているのは、ん~ん、違和感ですよ!
ちなみに
札幌の人たちは、通勤で地下鉄を利用している人たちが多いのですけど、地下鉄が利用できなくてタクシーで帰っても、タクシー代が2~3千円程度ですから、大した問題ではありません。
札幌あるあるで、会社の飲み会で二次会・三次会と進み、東京であれば「終電がもう無くなるんで!」を口実に帰ることが、札幌ではできないんですよ!
東京ならタクシー代が1万円以上かかる人が多いと思いますけど、札幌だと2~3千円で済んじゃうから、先に帰る理由になり難いんですよ。
今のところ
昨日の地震だけでは、札幌市内は通常通りの生活が可能です。
変にテレビニュースで騒いでいるほどの混乱はありません。
自己責任でのご判断となりますけど、旅行に来ても悪影響は少ないと思いますよ!
北海道ふっこう割で活況づいてきたのに、また萎んでしまうのは。。。
街の人気飲食店が、空いて待たずに入れるようになるのは利用者としては良いのですけど。。。
それではまた。。。