札幌の市電は、真冬でも遅延や運休の少ない安全な交通手段であると言われていますけど、満員で乗り切れず、停留場に取り残される悲劇を体験すると、とても安心な乗り物とは思えませんよ!
しかも、乗り切れない!満員になる原因は、北海道民の性格に大きな問題があったんです!!
今回は、その乗り切れない状況と理由をご説明しますよ!
市電に乗り切れなかった様子
➀停留場に取り残され凍えを耐え忍んだ10分間
1月下旬の平日17:30頃、ある札幌市電(路面電車)の停留場から電車に乗り込もうとした際、電車が満員で乗り切れず、もう1本電車を待つ羽目に会いました。
市電の停留場は屋外で、板とほんの少しの屋根が付いているだけですから、ほぼ外の寒さの中で立っている状態です。
その停留場には10人くらいの人が電車を待っていたのですけど、6人だけが乗れ、4人は取り残されてしまいましたよ。
そして、次の電車が来るまで5~6分間、最初の電車の待ち時間と併せ10分間ほど、氷点下5℃以下で雪風も強い中待つことになり、これが毎日続いたら辛いな~って感じでしたよ。
②次の電車に乗ってみたら何と!
次の電車には何とか乗れたんですけど、やっぱり私の後ろに並んでいた方々は乗り切れませんでした。
で、電車の中に入ってビックリ!したのは、電車前方・後方にはいくらかの空間があるんです。
電車の扉は電車の中央部にあって、超混んでいるのは中央部分だけで、前方と後方には詰めればあと10人以上は乗車できるくらいの空間があるんです。
停留場に着く度に、運転手さんからもう少し前方へ詰めるようアナウンスがあるんですけど、誰も動こうとしないんですよ!
私が乗り切れず、もう5分、極寒の中で待たされた原因はコイツ等か!外国人の方々ではありませんよ、ほとんど北海道民のようでした。
ちなみに電車の間隔は
・朝の8時台は3~5分間隔
・夕方の5時6時台は、約5分間隔
・それ以外の日中は7分間隔
・夜10時11時台は10~20分間隔
乗り切れなくなる(満員になる)理由
➀着ぶくれ
真冬だし、氷点下の気温が当たり前の北海道は札幌において、ダウンコートをはじめ、厚手のコート類を着る方は当然に増えますから、夏に比べ、一人当たりの体積が増え、1列車あたりの乗車人員が限られてきます。
東京でも冬はそうなるのですけど、東京だと同じコートでもあまり厚ぼったくない薄手でも暖かいコートを着ている人がいますけど、札幌の場合は、厚ぼったいコート類を着ている人が多い感じです。
②扉付近から動かない人たち
そして最大の理由は、さきほどの様子でもお伝えした通り、奥へ詰めない人たちが多いということですよ。
③17:00に退社できる平和な大都市
私は、東京でも夕方5時退社などしたことも無いので何とも?ですけど、札幌の人は夕方定時退社の人が多いようですよ。
これは、良いことであってメリットなんです。あくまでも、乗り切れないほどの満員をつくり出す要因ということだけですよ。
④そもそも1車両なので輸送許容量が少ない
新型車両は3両編成ですけど、多くは旧型の車両で1両編成です。
下の写真、緑色の車体が旧車両で、黒っぽい車体が新型車両ですよ。
満員電車で嫌なこと都道府県別
「みんなの声/ランキング」というサイトさんから引用させてもらいますが、「満員電車で嫌なこと」というアンケートで全国平均は
1位:大声でしゃべる(24%)
2位:奥につめない(18%)
3位:扉の前から動かない(16%)
4位:リュックを背負ったまま(13%)
5位:電話する(11%)
6位:その他(11%)
7位:イヤホンからの音漏れ(8%)
なんですけど、都道府県別(大都市圏のみ)の1位を見ると、
北海道:扉の前から動かない
宮城県:大声でしゃべる
埼玉県:大声でしゃべる
千葉県:奥につめない
東京都:リュックを背負ったまま
神奈川県:奥につめない
愛知県:奥につめない
京都府:リュックを背負ったまま
大阪府:大声でしゃべる
兵庫県:大声でしゃべる
福岡県:大声でしゃべる
で、「扉の前から動かない」の都道府県を探すと、北海道の他は秋田県・山形県・鳥取県・佐賀県・沖縄県と人口が少ない方面ばかりです。
人口が少なければ、列車も混雑しにくいので扉の前に立ってしまう人が多くなっても不思議ではないんですけど、札幌の場合、200万人近い大都市にも関わらず、扉の前に立ってしまい満員状態にしてしまうのはちょっとどうなんでしょうね。
北海道民の性格をよく“おおらか”と表現されることがありますが、おおらかというより気が利かない・抜けているって感じる人(特に男性)が多いですよ。そのあたりは、人口だけ多い田舎といった感じかな。
せっかく冬でも遅延や運休の少ない市電なんですけど、こんなに極寒の中で待たされるのは、道外からの移住人にはかなり堪えますよ!!
やっぱり地下鉄が無難ですよ。。。
それではまた。。。