網走流氷船おーろら号から確実に流氷をみるための効率的な方法!

今週、流氷を観るために網走のおーろら号(正式には網走流氷観光砕氷船おーろら)に乗船して来ましたよ。

北海道旅行好きでしたけど、札幌や函館・富良野美瑛旭川などに行っていても、流氷を見に行くのは初めてです!

冬の北海道はさっぽろ雪まつりかスキーでしか来たことがなく、冬の北海道大自然観光は初めてなので、けっこう期待して事前準備をしっかり行いましたよ。

流氷は、見られるような時季に入れば、7~8割の確率で見ることができるんですけど、せっかく網走まで行って、流氷を見ることができないってことも2~3割あり得るんですよ。

また、せっかく見るんなら、ベストポジションに陣取って、じっくりと眺めてみたいものですよね。

流氷を確実に見たくっていろいろと旅行前から調べたことと、実際に行って乗ってみて分かったことを、少しノウハウ的にまとめてみましたので、是非、これから流氷を見に行きたいって方は、参考にしてみてくださいね。

おーろら号から流氷を確実に見る事前準備

➀旅行の日程は、周遊型ではなくフリー型で


おーろら号から流氷が見られない場合があるので、出来る限り出航時刻(便)が限られた周遊型バスや添乗員付きコースなどは避けた方が無難ですよ。

その日によって、午前中は見られても、午後からは見られなくなったり、またその逆もあったりするので、出来る限り乗船時刻を変更できるようなフリーな旅行行程にしておくのが理想です。

網走空港やJR網走駅から、おーろら発着ターミナルである道の駅「流氷街道網走」へは、直通のバスが利便性良くありますので、フリーで行っても迷うことなく、現地で乗船便変更などしても問題なく行けます。

②天気予報を確認しておく

流氷は、南や西の風が多く吹くと、沖合からかなり離れて行ってしまい見ることができません。逆に北や東の風であれば岸近くまで迫ってきますので、おーろら号だけでなく、JR流氷物語号で北浜の駅の展望台などからも見ることもできます。

旅行の行程をあまりフレキシブルに変えることができない方は、ウェザーニュースなどで事前に風向きを確認した上で、最終的な旅行行程を決めることをおすすめしますよ。

あまり南向きの風が続くと、1日どの便でも流氷が見られないなんて日もあります。おーろら号のホームページで当日の運行状況が見られますので、何日か見てみると、どんな感じか分かりますよ。

③乗船時刻の30分前には乗り場に到着しよう

おーろら号の発着ターミナルである道の駅「流氷街道網走」へは30分、できれば1時間前くらいに到着するようにした方が良いですよ。

出航前に「のりば」に並んだ順で乗船できるので、あまり時間ギリギリで行くと、良い場所を取れなくなったり、座れなくなったりもしますので、早めの到着が無難です。

④日程は2月下旬が無難

おーろら号自体は1月20日から運航開始しますけど、肝心の流氷が網走沖合まで来ていないと見ることができません。

年によっては2月中旬まで見られるエリアまで来なかったこともあるので、2月下旬~3月上旬頃の方が無難です。

また、2月上旬~中旬にかけては中国の「春節」にあたり、中国人観光客で混雑度が増すので、外した方が無難です。

更に2月上旬は、さっぽろ雪まつりに合わせて各地でいろんなイベントが行われていますから、北海道全体が混雑している時期です。

⑤良い出航時刻はその日によるが最終便も悪くない


出航時刻は、2月であれば1便が9:30、2便11:00、3便12:30、4便14:00、5便15:30発と5便から選ぶことができますけど、肝心の流氷を見ることができることが第一で、ただそれが何時なのかはその日によって異なるので、なかなか決められません。

ただ、予約状況を見ていた限り11:00の便が一番混みそうです。

また、何となく日差しのある時間帯の方が流氷がきれいに見られて良い感じもしますが、15:30の便でも少し夕焼けに染まった背景の中を走るので、これもまた悪くありませんでしたよ。

2月の第2金曜日~3月の第2日曜日までの金土日は、更に16:30発のサンセットクルーズもありますので、余裕のある方は、昼間とサンセットと2回乗船してみるのも面白そうです。

⑤分からないことは道東観光開発に聞いてみよう

おーろら号は道東観光開発という会社が運営していて、何度か電話で問い合わせしてみましたけど、対応は悪くないので、何でも聞いてみると良いですよ。

流氷を堪能するためのおーろら号船内の場所取り方

➀まずは1階客室のサイドデッキ


おーろら号の中でどの場所から見るのが良いのか?一般的には展望デッキから見るのが良いとされていますけど、乗船後すぐに場所取りをした方が良いのは1階客室のサイドデッキです。

理由は2つで、1つめの理由は、この場所からの眺めが、流氷を一番近くで見られるからです。

そして2つ目は、このサイドデッキに陣取った方々はなかなか離れてくれないので、一番前から流氷を間近で見るためには、乗船後すぐに、まずは1階サイドデッキの場所を確保する必要があるからです。

②次に展望デッキ


好みにもよりますが、展望デッキからは絶対に1度は見ておくべきです。個人的には、ここからが一番のおすすめです。

では何故乗船後すぐに場所取りをしなくても良いかというと、ここが一番寒いため、運行直後は混みあっていても、途中からだんだんと空いてきて、後半戦であればけっこう空いてくるからです。

先ほどの1階サイドデッキは、風があまり当たらないため、気温がそれほど寒い日でなければ、1時間くらいずっとその場(外)にいることも可能ですけど、展望デッキは厳しくなります。

③1階客室で前方と後方の違い

前方の席は、こんな感じです↓

前方なので、流氷のあるエリアにたどり着いたかなど分かりやすい位置ですけど、外のサイドデッキに人がたくさんいるので、直接目の前の流氷を見ることが難しくなります。

後方の席は、こんな感じです↓

前方が見られないというデメリットもありますけど、この前にはサイドデッキなどはありませんので、目の前の流氷が誰にも邪魔されずに見ることが可能です。ただ、窓ガラスに水滴の跡などもあって、クリアではありませんよ。

④特別席はあまり意味がない


400円なので大して高くもないのですが、別料金を払う価値があるか?と言われると疑問になるレベルです。

⑤のりばに並ぶコツ


良いポジションを確保するためには、のりばに並ぶ必要があり、並ぶということはず~っと立っていなければならないと普通は思いますよね?

ところが、ここののりばは最前列が窓際となるんですけど、窓際にベンチもあるので、座って待つことが可能です。画像の通り、座って待つことができる人の数は限られますけど、一番前の位置でも座れるベンチがありますのでおすすめです。

実際に、私が乗船した便の一番先頭に並んでいた方は、このベンチに座って待っていましたよ。

オーロラ号の予約方法

➀ホームページよりじゃらんの方が安い

この船の料金は、個人は3,300円、15名以上の団体は2,970円です。

お電話でも予約できますが、インターネットでも予約できます。

ホームページとじゃらんでWeb予約ができますけど、じゃらんだと団体料金と同じ2,970円で予約できるのでお得です(電話もホームページも3,300円です)。

更に、じゃらんにはタイミングにもよりますが、1,000円とか1,200円のクーポンがおーろら号にも適用できる場合があります。

1人だと適用条件の最低金額に届きませんけど、2人以上なら適用できるパターンが多く、最高で1人当たり600円の割引相当となって、一人当たり2,370円で乗船できることになります。

②キャンセル料はかからないらしい

じゃらんの画面には、当日キャンセルの場合キャンセル料金が発生すると記載がありますが、実際にはかからないようです(電話問い合わせの限りでは)。

流氷が見られない便となってしまった場合、キャンセルしたり、当日の後の便に変更したり、翌日の便に変更することも可能です。

しかも、じゃらんでクーポンやポイントを利用して予約していた場合、そのままの割引料金のまま変更することも可能ですので、けっこう融通が利いています。

なので、旅行行程はフリーで行くのが良いということにもなるんです。

③予約は早めに

2月下旬の予約であっても、1月に入ってからだと、平日であっても11:00など人気のある時間帯は満席となっていました。

昨年の11月頃はガラガラだったので、12月くらいに満席になっていたかもしれません。

そんな感じです。

④1度満席になっても直前に空いてくる

その満席になっていた便も、直前には空席が出ていました(自由席なので席というよりは枠ですかね)

きっと、旅行会社などが団体で押えていた部分が、2週間くらい前になって戻ってきていたものと想像できます。

 

いかがでしたか?

ざ~っと書いてみましたが、ここまで詳しく書いている記事はどこにも見つからなかったので、ベストなノウハウじゃぁないかと、この記事だけは自画自賛ですよ。。。

それではまた。。。

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