札幌は200万人間近の大都市です。横浜・大阪・名古屋に次いで全国4番目に人口が多い大都市なので、仕事が無い・見つからないということは、ま~無いですね。
しか~し、給料が安いんです!
仕事が無くて生活できないということは無いですし、住宅関連費用が他大都市に比べ安いので、生活が苦しいということも無いんですけど、給料の低さにびっくりされた話はよく耳にも目にもします。
そんな中、今朝のニュース番組で、秋元札幌市長が「さっぽろ創世スクエア」という札幌市再開発事業の巨大ビルのオフィスフロアを紹介していたシーンがありました。
札幌は1972年の札幌オリンピックの頃に建てられたビルが多いので。。。という話もありながら、今後コールセンター事業やIT関連事業の需要による札幌移転が見込まれ、オフィルビル事業の需要はますます拡大が予定されているそうです。
そう言えば、ニセコの地価公示価格高騰の関連で調べていたら、2018年2月末の札幌のオフィス空室率は2.38%で、日本全国の主要都市の中で最も低い=需給逼迫状態なのだそうです。
札幌/北海道の給料(平均年収)は全国主要都市の中で一番安い
(出典元:年収ガイド)
札幌市 309万円
仙台市 340万円
横浜市 403万円
静岡市 326万円
名古屋市 393万円
金沢市 326万円
大阪市 331万円
広島市 342万円
福岡市 345万円
那覇市 311万円
日本全国の主要都市と比べると、一番低いですね。東京は区によって差が大きすぎるので比較から外しましたが、千代田区や港区で札幌の3倍以上、渋谷区で2.5倍以上、低い足立区や葛飾区でも札幌市より1割くらい高いです。
東京から札幌に移住し、給料の安さにびっくりするのも当然ですね。
札幌にコールセンター需要が多い訳
なぜ札幌にはコールセンターが多いのでしょうか?
理由を簡潔にまとめると
➀まず家賃が安い・・・人を集めるのに必要な交通の便の良い場所、札幌で言えば大通駅や札幌駅周辺でも、東京の1/3だそうです。
②他の仕事の給料が安い・・・札幌のコールセンターのほとんどは、大手企業系のコールセンターのためか、その時給が他業種よりも高いので、人が集まりやすいようです。
③人が集まりやすい・・・札幌には、大学が10、短大が11、専門学校が80以上もあり、若い働き手が多いのです。
でも、コールセンターに従事される方のほとんどは派遣社員かアルバイトですよね。となると、平均年収は低くなりますし、市の再開発事業がコールセンター誘致などを期待しているとすれば、よりコールセンター業務に就く人の割合は増えていくのでしょうね。
あっコールセンター業務が良いとか悪いとかのお話ではありません。なぜ、大都市札幌が他の大都市よりも給料/平均年収が安いのか?の疑問に対する1つの私なりの納得事例をご紹介したまでです。
それではまた。。。