札幌の7月は連続で4真夏日3熱帯夜!8月どうなる?エアコン必要?

恐らく今日で、3日連続の「熱帯夜」、4日連続の「真夏日」となる札幌!

猛暑日=35℃が気になる東京・名古屋・大阪などからすれば、全く心配するレベルではない、夜の25℃・日中の30℃超なのですけど、北海道にとっては大問題であり、北海道ならではの問題もあるんですよ。

夏でも涼しい!ヒートアイランドの札幌でも、30℃以上の真夏日なんて年に10日も来ないのが普通です。

ところが、今年2019年は7月31日までで、30℃以上の真夏日が既に8日も来ており、30年以上無かった熱帯夜が3夜連続(観測史上初)で来ています。

エアコン(クーラー)の普及率が2~3割と言われる北海道ですから、夜の25℃・日中の30℃程度でも、もう一大事なんです!!

しか~し、昨年も7月下旬からの連日の30℃超えに「大丈夫か!?」と心配された方は多かったと思いますが、何とかなりました。

特に、札幌移住1年目の私にとっては、札幌の夏の気候が、東京と変わらぬ暑さであれば、札幌へ移住した目的の大半を失うことになりかねませんので、そりゃ~心配しましたが、あっという間の出来事と言った感じでしたよ。

過ぎてみれば大したことではなかったかと。。。

そして、過去のデータと昨年の経験から、ま~今年も大丈夫でしょう!と思っていますので、その根拠となるデータをお見せします。

過去3年と今年の真夏日と7月8月の最高気温

7月7日~9月10日までの全日と、5月6月からは1回でも真夏日となった日にちのみを抽出し、過去3年分(2016年~2018年)と今年(2019年)の札幌の日々の最高気温を一覧にしました。

(単位:℃)16年17年18年19年
5月25日19.819.418.431.1
5月26日24.724.214.832.0
5月27日22.117.316.434.2
6月4日17.912.030.721.9
7月7日24.733.216.524.8
7月8日24.030.024.224.7
7月9日24.632.423.627.0
7月10日20.833.224.627.9
7月11日22.129.822.124.5
7月12日24.128.327.418.8
7月13日28.333.123.922.9
7月14日26.434.928.224.8
7月15日26.833.422.925.4
7月16日27.027.321.324.9
7月17日21.923.124.127.2
7月18日25.621.325.026.5
7月19日21.425.526.726.2
7月20日25.027.129.327.9
7月21日27.628.730.827.4
7月22日25.526.123.924.7
7月23日26.928.125.423.3
7月24日26.526.925.725.4
7月25日25.828.529.730.0
7月26日26.825.730.427.1
7月27日21.627.731.930.8
7月28日25.523.028.629.9
7月29日26.527.631.032.9
7月30日28.529.231.833.5
7月31日30.523.333.932.4
8月1日31.227.132.5
8月2日29.327.629.6
8月3日30.025.728.7
8月4日29.625.725.8
8月5日27.027.725.5
8月6日29.829.227.5
8月7日31.729.624.1
8月8日30.428.727.4
8月9日26.323.325.4
8月10日25.726.026.9
8月11日29.025.822.1
8月12日30.021.126.8
8月13日30.122.726.6
8月14日28.923.823.4
8月15日29.227.021.9
8月16日27.126.419.6
8月17日23.324.019.9
8月18日29.325.323.0
8月19日27.526.322.7
8月20日26.626.627.9
8月21日29.027.125.2
8月22日24.923.429.7
8月23日26.329.329.4
8月24日28.625.924.0
8月25日29.127.024.3
8月26日24.728.924.6
8月27日24.326.022.0
8月28日26.024.823.3
8月29日31.923.622.3
8月30日31.021.121.8
8月31日28.223.222.2
9月1日31.122.223.5
9月2日30.322.024.5
9月3日26.321.222.8
9月4日26.325.325.9
9月5日27.826.928.2
9月6日25.126.527.4
9月7日27.726.025.4
9月8日21.125.524.9
9月9日21.124.420.6
9月10日22.322.717.7

※気温データの参照元は、気象庁のホームページです。

過去3年間において、真夏日の発生する日程に差はありますが、日数の結果(合計)としては、2016年:11日、2017年:7日、2018年:8日でした。

意外にも、連日の暑さの発生時期が、7月上旬からと3年間の中で一番早かった2017年は、7月16日以降に1度も30℃を超えることがありませんでした。

次に早く始まった2018年も8月2日以降は1度も30℃を超えていません。

2017年も2018年も、29℃までは3~4回ずつ上がる日もありますが、真夏日ピーク期を超えた後は、30度まで到達する日はありませんでした。

北海道のエアコン普及率

全国消費実態調査

総務省統計局が2014年(平成26年)に公表した「全国消費実態調査」においては、都道府県別にルームエアコンの所有数量や普及率が掲載されていますが、それによると、北海道のエアコン普及率は25.7%で、全国平均の86.4%に比べ、極めて低い数字となっています。

東北の各県でも、青森県51.6%・岩手県57.2%・宮城県69.3%・秋田県72.3%・山形県74.9%・福島県68.9%であり、2倍以上の差があります。

ちなみに首都圏では、埼玉県92.3%・千葉県92.3%・東京都89.6%・神奈川県89.3%と、ほぼ9割に達しています。

北海道ファンマガジンの調べ

「北海道ファンマガジン」というサイトに、家庭へのエアコン(クーラー)導入調査の結果がありますので、参照させてもらいます。

<2010年調査>
道民:ある 18.5%
道民:ない 81.5%
道外:ある 86.6%
道外:ない 13.4%

<2017年調査>
道民:ある 27%
道民:ない 73%
道外:ある 88%
道外:ない 12%

北海道民のエアコン普及率は、2010年の18.5%から2017年に27.0%へ増大していることが分かります。

全国消費実態調査が、その間の2014年調査で25.7%ですから、厳密には両方の調査には数%の誤差が存在していると言わざるを得ませんが、恐らく2019年現在でも、多くても30%程度ではなかろうかと推測されます。

まとめ

ちなみに、各年の7月7日~9月10日の平均最高気温は、2016年:26.8℃、2017年:26.5℃、2018年:25.5℃で、2019年も7月31日までで26.8℃です。

過去10年間の年間平均真夏日日数は「10.8日」で、過去5年間は「8.8日」です。

今年の5月の3日間は、同じ北海道の佐呂間が日本全国の5月の最高気温を記録更新してしまうような異常気象であったので例外として外してみると、7月31日現在で真夏日日数計は「5日」です。

7月に真夏日が多く来たからと言って、8月まで多くなるとは限らないということが2017年・2018年で分かっていますので、今年も、7月下旬の調子が長く続くとも思われません。

せいぜい多くて10.8日前後、少なければ8.8日前後と考え、5月の異常分を差し引いて計算すると、8月以降の真夏日日数は4~6日程度に収まるのではないか?と想定できます。

ということは、あと少しの辛抱でしょうか?!

しかし、3日連続の熱帯夜なんて記録更新もあるわけなので、せめて2010年や2012年の年間20日=あと12日くらいは来るかも!?っていう備えもしておきましょう。

それでも東京の半分以下ですからね!

それではまた。。。

 

error: Content is protected !!