北海道と言えば、夏は涼しく・冬は雪が降って寒い、そんなイメージを誰しもがお持ちであると思いますけど、何と、桜の咲く春には、夏と春と冬が同時期にやってくる、摩訶不思議な「でっかいどう」なんですよ!
やっと半年にも及ぶ冬が終わって、サクラの開花に春を感じる4月下旬~5月上旬の北海道は、まだまだ冬が終わりきれていない地域と、夏が突然現れてしまう地域があって、同じに「春」「夏」「冬」の減少が現れてしまうんです。
そして、1つの地域でも、わずか3日の間に真夏の暑さと冬の気温&雪が現れてしまうこともあるのですよ。
(時には、北海道が日本一暑い(気温が高い)地域となってしまうこともあります。)
ゴールデンウィークはじめ、この時期に北海道旅行をされる方は、十分に注意が必要ですよ!全国テレビニュースでは、札幌でサクラが開花!くらいしか情報がないでしょうからね。
そんな、大変動の北海道の気象を、少しまとめてみました。
春・夏・冬の同居
春
昨日は、札幌でも気温が23.2℃まで上がり、サクラの開花が発表されました。
こちらは、22℃のときの大通公園から三越方面を撮った様子です。
こちらは、大通公園で開花している桜の木の様子です。
夏
昨日・4月24日のオホーツク海側は、真夏の陽気でした。
一番気温が高かった「佐呂間」では28.4℃、「網走」でも27.7℃、「北見」で27.2℃でした。
冬
しか~し、太平洋側の釧路では、真冬並みの寒さでした。
「釧路」で9.8℃、「知方学(釧路町)」で8.0℃でした。
これ、あくまでも本州の感覚で言うところでの「冬」です。
マイナス気温が当たり前に冬を越してきた北海道民からすれば、何てことない気温です。
夏と冬が交錯
最高で28℃まで上がった昨日ですけど、明日には雪が降りそうなんです。
なんと、網走と釧路と帯広の3地域には、26日金曜日の予報には雪マークが付いています。
この3地域と札幌の4地域の日の最高気温を昨日24日の結果と本日25日・明日26日の3日間の最高気温を並べてみました。
単位:℃ | 24日 | 25日予報 | 26日予報 |
網走 | 27.7 | 9 | 3 |
帯広 | 21.3 | 16 | 7 |
釧路 | 9.8 | 11 | 8 |
札幌 | 23.2 | 12 | 8 |
何と網走は、真夏の昨日から2日後には最高気温3℃で雪が降りますよ!!
最低気温の予報はプラス1℃ですけど、もしかしたら氷点下なんてこともあり得ます。
そうなったら、たったの3日間で真夏日と真冬日を経験することになってしまいますけど。。。
ちなみに、過去50年間(1969年~2018年)の4月下旬(4/21~30)の500日のうち、123日は最低気温がマイナスだったので、確率は24.6%です。
これまたちなみに、札幌では16回(日)ありましたから、確率3.2%です。
ゴールデンウィークに北海道旅行をされる方は十分にご注意くださいね!
今のところ、GW中に雪の予報はありませんけど、最高気温が10℃以下となる地域はあります(札幌は大丈夫そうですけど)。
10℃と言ったら、東京はじめ本州の方にとっては真冬ですよ!
旅行に来て風邪ひかないようにしてくださいね!
それではまた。。。