釧路への移住は可能か?実際に真冬の釧路に行ってみて分かったこと!?

日本一涼しい街・釧路は、冬の最高気温も札幌と同じくらいなのに、晴天率が高く、降雪量も少ないので、札幌の次は釧路に移住してみるのもありかな~なんて思い、実際に1月下旬に釧路へ行って来ましたよ。

まだまだ札幌へ来て9カ月、札幌の良さを十分に味わっていますので、札幌から出ていきたいという訳でもないんですけど、札幌も夏は暑かったり、冬は雪でホワイトアウトになったり、晴れ間が少なかったりで、釧路の方が良さそうな感じもしたので、ちょっと視察旅行に行って来ましたよ。

やっぱり釧路は寒い

道路の雪は札幌より少ない

気象庁のデータによる1月・過去30年平均「降雪量」は、釧路市44cm:札幌173cmで、釧路は札幌の1/4しか雪が降りません。

その雪の状況を比較するために、今回の旅行の発着地であるニュースター号という高速バスのバス停(バスセンター)と到着地・釧路駅の道路状況を同日に撮った画像を並べてみますよ。

札幌:テレビ塔近くのバス停
札幌:バス停付近の創成川通りの歩道
釧路:釧路駅から左手
釧路:釧路駅から右手

雪の量があきらかに違い、札幌より釧路の方がかなり少ないことが分かります。

川が凍っている!

道路に積もった雪は少ないんですけど、川に積もった雪は釧路の方が断然多いです。

なぜかというと、川が凍ってしまい、その上に降った雪がたまるからですよ。

大きな川と小さな川で状況が違いますので、2枚を見比べて下さい。

釧路駅から割と近い新釧路川
釧路からだいぶ郊外の小さな川

特に小さな川は、全面が凍り雪に覆われて真っ白です。

札幌ではこんなことにはなりません。

でも人間は暖かそう

今回の旅行中に釧路駅の係員やラビスタ釧路川・釧路の役所的な所の人たちと会話する機会がありましたけど、みんな人柄が良い感じでしたよ。

特に信号のない横断歩道では、自動車が全て止まってくれます。恐らく5回以上その機会がありましたけど、毎回必ず止まって歩行者を優先してくれました。

札幌はどうでしょう?その運転手によるでしょうね。

次に行った帯広では、青信号の横断歩道で一瞬だけ立ち止まり写真を撮っただけで、曲がってきたタクシーに大きなクラクションを連発されました。その人だけのことかもしれないんですけど、ホテルやJR駅係員の対応方も含め、帯広には釧路のような温かさを感じられませんでしたよ。

たった1日2日のことでは確信できませんけど、釧路は帯広・札幌よりも温かい性格の方が多いという印象をもちました。

街はかなり小ぶり

釧路駅はちょっと寂しい感じ

札幌駅とは比較するべきでは無いのですけど、帯広駅や小樽駅などと比べて、釧路駅はかなり寂しい感じがしましたよ。

かなり田舎な感じの街

帯広駅から大きな駅前通をまっすぐ歩くこと10分弱で、宿泊のラビスタ釧路川に到着しましたけど、その間の道路の風景も寂しい感じがしました。シャッター降りているところもあったり、ファッションビル的なものは見当たらず、コンビニすらも?お弁当屋さんはあったけど。。。

その通りの裏側が飲み屋街になっていましたけど、ここもTHE地方の小さな町!って感じ。。。

そして極めつけは、道路に鳴り響く商店街の宣伝放送です。かなりの大音響で音楽と宣伝アナウンスが流れています。誰が聞いているんだろう?ってくらい人があまり歩いていないのに。。。

煙かった

釧路の街中は、何か煙の臭いが立ち込めていましたよ。

釧路駅から特急列車に乗って帯広方面に向かうと、かなり煙を出している工場が目につきました。

また、今日は「SL冬の湿原号」の試運転日であったためでしょうか?

ラッキーにも、釧路駅のホームで撮影出来ましたよ

期間限定のこの列車、今年2019年は1月26日・27日、2月1~12日、15~17日、21~24日の運行で、釧路~標茶間を1日1往復しています。

新築マンションはたった1軒

釧路は雪が少ないのは良いのですが、それでも雪は降るので雪かきは必要です。

札幌であれば、雪かきの必要の無いマンションがいくつもあるのですけど、釧路にはマンションが少ないんです。

今、新築で分譲販売されているマンションは1軒だけで、たまたまラビスタ釧路のすぐ近くなので撮ってみましたよ。

札幌にも多いんですけど、ほとんどのお部屋(リビング)が西向きです。南側で釧路川が見渡せるのは、角部屋だけですね。

それでも久々の新築分譲のようで、既に8割の制約があるそうです。

釧路駅からの通りは夜明るかった

いろいろと寂しい街である感じの報告ばかりになってしまいましたけど、釧路駅前からの大通で、釧路川の幣舞橋付近(ラビスタの近く)は、かなり街灯の光で明るく、この辺りは雰囲気が良かったですよ。

観光旅行には良い街

世界三大夕日

釧路は、バリ島・マニラと並んで世界三大夕日に認定されています。但し、認定されたのが1965年なので、50年以上も前のことです。

この夕日を見る名所の1つとして、釧路川の幣舞橋がありますけど、この幣舞橋のすぐ近くにあるホテルがラビスタ釧路川です。

今回は、このホテルで夕日が一番良く見える川側角部屋に泊まり、夕日タイムに部屋から写真を撮ったのが↓です。

残念ながら、この日は雲が厚くうまく撮れませんでしたので、見頃の3月(春分の日あたり)9月(秋分の日あたり)に再チャレンジしてみようと思います。

釧路の湿原・タンチョウ鶴

先ほどもご紹介したSLでなくても、JR快速列車かホワイトピリカ号という観光周遊バスに乗れば、冬の釧路湿原が楽しめますよ。

今回はスケジュールが合わず行けませんでしたので、代わりに折り鶴を。。。

フィッシャーマンズワーフ

こちらも、ラビスタから撮った釧路川とフィッシャーマンズワーフですよ。

外観はいい感じですけど、建物の中はちょっと寂れた感がありました。

話は変わりますが、この画像よ~っく見ると、半分だけうっすらと凍っています。海に近いせいか釧路川は凍り難いんですけど、この日の朝は凍っていました。

ラビスタのいくらが大きい

ラビスタ・ドーミーインの名物、朝食バイキングのいくらです。11月に小樽のドーミーインへ行った時も美味しく頂きましたけど、こちらの方が粒が大きくって美味しかったですよ!

まとめ

日本一涼しい街「釧路」、冬の晴天率も高く、雪も少ないので過ごしやすい街なのかな~って期待をして行ってみたのですけど、よく言えば落ち着いている、悪く言えば寂れてしまっている街でした。

最近、イトーヨーカドーが撤退したそうで、イオンはあるようですけど郊外で、駅の近くは厳しいですよ。車が無いと厳しい街です。

道路も降雪量が少ないのは良いんですけど、最低気温が札幌よりかなり低いせいで、かなりツルッツルですから、運転もたいへんだと思いますよ。

デパートも無いしマンションもとっても少ないんで、どうやら、私には移住は無理みたいです。

移住を考えている方がいたら、夏だけでなく冬も実際に足を運んで体験してから検討した方が良いですよ。

雪が少ないデータとかニュースで見る画像だけでは分からない道のツルツル度合いなども分かりますのですね。。。

でも、夏のくそ暑い頃にまた、綺麗な夕日を見に来たい街です。。。

それではまた。。。

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